海外男子
フリートウッド、スポーンら2025年シーズンで飛躍した選手たち
2025年8月28日(木)午後3:55

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2025年のプレーオフシリーズが終了した。世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米)が依然として圧倒的な存在感を示し、ゴルフ界を引っ張り続けているが、この1年で株を上げた選手たちを振り返ってみよう。
■トミー・フリートウッド(英)
これまでも高く評価されるツアープロだったが、2025年はさらなる高みに到達したシーズンとなった。トラベラーズチャンピオンシップ(2位タイ)、フェデックスセントジュードチャンピオンシップ(3位タイ)と常に優勝争いに顔を出し、プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権で悲願のツアー初優勝を飾り、年間王者に輝いた。
平均スコアはシェフラー、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に次ぐ3位。世界ランキングは自己最高の6位まで上昇した。
■J.J.スポーン(米)
ツアーカードを失いかけた選手が、わずか9か月でメジャーチャンピオン、ライダーカップ自動選出メンバーとなった。3月のザ・プレーヤーズチャンピオンシップはあと一歩及ばず、マキロイにプレーオフの末に敗れたが、その3か月後の全米オープンゴルフ選手権では最終日の最終ホールで約20mのバーディパットを沈め、メジャー初制覇を果たした。
ツアーの厳しさと同時に、その魅力を体現したスポーンの物語は、下位で苦しむ選手たちにも希望を与えた。来月のライダーカップでデビューを飾る。
■ベン・グリフィン(米)
中堅プロからトップ20入りの選手へ。オフにはスピードを強化し、ツアー最下位クラスだったドライバーの飛距離を10ヤードもアップ。また、ショットとパットも改善した。
さらに、ツアー生活に慣れ、自信を深めたことも大きかった。その結果、シーズン序盤でシグネチャー大会に出場し、ポイントを大きく稼げる環境を得た。チャンスを生かし、チーム戦のチューリッヒクラシック オブ ニューオーリンズで初勝利、続いてチャールズシュワブチャレンジで待望の個人初優勝を挙げた。
■ハリス・イングリッシュ(米)
1月のファーマーズインシュランスオープンで2021年以来となる勝利を挙げたが、それは始まりに過ぎなかった。メジャーでは長らく苦戦を強いられてきたが、2025年はメジャーで3度のトップ12に入り、過去13年を上回るパフォーマンスを披露。
全米プロゴルフ選手権と全英オープンゴルフ選手権では2位とキャリア最高の結果を残した。36歳にして再び輝きを取り戻し、屈指のボールストライカーと称された実力を証明。来月のライダーカップで自身2度目の出場を果たす。
■バド・コーリー(米)
2025年、世界ランキングで最も大きなジャンプを遂げたのがバド・コーリーだった。2018年の交通事故による怪我で3年以上欠場し、2024年の復帰後もかつての姿を取り戻せずにいたコーリー。
シーズン前は世界ランキングで303位に沈んでいた。しかし、2025年は「本来の姿」に戻ったシーズンとなった。世界ランク56位まで浮上し、35歳にして健在の才能を示した。
(写真:Getty Images)
■トミー・フリートウッド(英)
これまでも高く評価されるツアープロだったが、2025年はさらなる高みに到達したシーズンとなった。トラベラーズチャンピオンシップ(2位タイ)、フェデックスセントジュードチャンピオンシップ(3位タイ)と常に優勝争いに顔を出し、プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権で悲願のツアー初優勝を飾り、年間王者に輝いた。
平均スコアはシェフラー、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に次ぐ3位。世界ランキングは自己最高の6位まで上昇した。
■J.J.スポーン(米)
ツアーカードを失いかけた選手が、わずか9か月でメジャーチャンピオン、ライダーカップ自動選出メンバーとなった。3月のザ・プレーヤーズチャンピオンシップはあと一歩及ばず、マキロイにプレーオフの末に敗れたが、その3か月後の全米オープンゴルフ選手権では最終日の最終ホールで約20mのバーディパットを沈め、メジャー初制覇を果たした。
ツアーの厳しさと同時に、その魅力を体現したスポーンの物語は、下位で苦しむ選手たちにも希望を与えた。来月のライダーカップでデビューを飾る。
■ベン・グリフィン(米)
中堅プロからトップ20入りの選手へ。オフにはスピードを強化し、ツアー最下位クラスだったドライバーの飛距離を10ヤードもアップ。また、ショットとパットも改善した。
さらに、ツアー生活に慣れ、自信を深めたことも大きかった。その結果、シーズン序盤でシグネチャー大会に出場し、ポイントを大きく稼げる環境を得た。チャンスを生かし、チーム戦のチューリッヒクラシック オブ ニューオーリンズで初勝利、続いてチャールズシュワブチャレンジで待望の個人初優勝を挙げた。
■ハリス・イングリッシュ(米)
1月のファーマーズインシュランスオープンで2021年以来となる勝利を挙げたが、それは始まりに過ぎなかった。メジャーでは長らく苦戦を強いられてきたが、2025年はメジャーで3度のトップ12に入り、過去13年を上回るパフォーマンスを披露。
全米プロゴルフ選手権と全英オープンゴルフ選手権では2位とキャリア最高の結果を残した。36歳にして再び輝きを取り戻し、屈指のボールストライカーと称された実力を証明。来月のライダーカップで自身2度目の出場を果たす。
■バド・コーリー(米)
2025年、世界ランキングで最も大きなジャンプを遂げたのがバド・コーリーだった。2018年の交通事故による怪我で3年以上欠場し、2024年の復帰後もかつての姿を取り戻せずにいたコーリー。
シーズン前は世界ランキングで303位に沈んでいた。しかし、2025年は「本来の姿」に戻ったシーズンとなった。世界ランク56位まで浮上し、35歳にして健在の才能を示した。
(写真:Getty Images)