タイガー・ウッズ（米）が主催するヒーローワールドチャレンジは7日、バハマのアルバニーゴルフクラブ（7,449ヤード・パー72）で最終ラウンドが行われ、松山英樹が通算22アンダーで並んだアレックス・ノレン（スウェーデン）とのプレーオフを制し、2016年以来の大会2勝目を飾った。

―大会を振り返って

　今週はそこまで良い状態ではない中でプレーしていましたが、昨日（4アンダー）、一昨日（6アンダー）と良い流れでプレーできました。今日はスタート前にタイガーが「10アンダーを出してこい」と話してきたので、そこを目指していました。優勝することができて嬉しいです。（最終日は）一緒に回っているアレックスも途中から良いゴルフをしていて、二人とも良い流れでプレーができました。

―10番パー4でイーグル

　優勝するためにはバーディが欲しい場面でした。アレックスが良いショットを打ってくれたので、良いイメージで打てました。

―勝負を決めたプレーオフの2打目（18番パー4）

　166ヤード（9番アイアン）でした。最後の14番、15番、16番、17番、18番で一つでもバーディパットを決めることができたら楽でしたが、それができなかったので、最後のセカンドでピンにつけるしか勝つチャンスはないと思いました。良いショットが打てて良かったです。正規の18番ではちょっと右にミスしていたので、ピンを狙っていこうという強い気持ちで打ちました。

―2016年大会と比べて

　9年前の方が自信満々でプレーしていたと思いますが、今日の勝ちはプレーオフでしたし、また違ったものでした。この9年という歳月を経て、今の自分にしか出せないものもあると思うので、それは良かったです。9年前より確実にステップアップしています。

―今季を振り返って

　シーズン中はなかなか思うようにいかない時間が長かったです。今週も、入る時はあまり状態は良くなかったですが、日本にいるコーチとやり取りをしながら、自分で考える時間もあって、試合をやりながら良くなっていった感じです。

―ウッズの存在

　タイガーは憧れの人ですし、9年前にここで初めて写真を撮れて嬉しかったです。去年のリビエラ（ザ・ジェネシスインビテーショナル）は一緒に写真を撮れなかったので、ここで撮れて嬉しいです。

―今週のベストショットは

　プレーオフのティーショットとセカンドショットが完璧でした。

―この4日間、前半はボギーフリーだった

　なぜか分からないですが、ピンチもありながら、しのぐことができました。

―来年は出場するか

　スケジュール次第ですが、ディフェンディングなのでぜひ出たいですし、まずはここに出られるように頑張ります。

―どうやって祝福するか

　フライトに間に合うか分からないですが、少しお酒を飲みたいです。



（メインビジュアル：Getty Images）