降雨による一時中断の影響で、初日が日没サスペンデッドとなった国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉県、グレートアイランド倶楽部）は12日、第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。この日第2ラウンドで4アンダー68をマークした服部真夕と青山加織が、通算6アンダーで首位タイに並んだ。1打差の単独3位に馬場ゆかりがつけ、さらに1打差の4位タイに横峯さくら、藤田幸希らが続いている。また、2週連続優勝を目指す上田桃子は、1アンダー71で回って通算3アンダー7位タイで最終日を迎えることとなった。

　第1ラウンド終了時点で首位に2打差の3位タイにつけていた服部と青山が、混戦模様となった予選ラウンドをトップタイで終えた。服部は第2ラウンドの前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半に4連続を含む5バーディ（2ボギー）を奪って4アンダー68。4バーディ、ノーボギーで回った青山と共に首位の座をわけた。

　この2人に続いたのが馬場だ。この日第1ラウンドを通算1オーバーの23位タイで終えた馬場は、第2ラウンドの前半こそスコアカード通りのゴルフでスコアを伸ばせなかったものの、後半に入ると別人のゴルフを見せる。出だし10番のバーディを皮切りに6つのバーディを量産して、6アンダー66の好スコアでホールアウト。通算5アンダーでトップに1打差の3位タイと、先月優勝した日本女子オープンゴルフ選手権競技に続く、今季2勝目に向けて絶好のポジションを確保した。

　賞金ランキング3位の横峯は、第2ラウンドを服部らと同じく首位と2打差の3位タイでスタートし、前半後半ともに1バーディ、ノーボギーの1アンダーで回って2アンダー70。通算4アンダーの4位タイと優勝射程圏内につけている。

　また、前週のミズノクラシックで復活優勝を飾った上田は、横峯らと共に3位タイでスタートした第2ラウンドで前半は2バーディ、2ボギーのイーブンパー。後半も1つしかスコアを伸ばせず1アンダー71でホールアウト。それでも首位と3打差の7位タイと、2週連続Vに向け好位置につけている。

　その他、賞金ランク首位のアン・ソンジュ（韓）は第2ラウンドで1つスコアを落とし通算1アンダーで、同ランク4位の李知姫（韓）、野村敏京らと並んで19位タイ。先月3年ぶりの復活Vを果たした大山志保は、通算イーブンパーで28位タイとなっている。一方で、今季限りでの引退を表明している古閑美保は、カットラインに1打及ばず通算4オーバー56位タイで予選落ち。さらに笠りつ子、不動裕理らも通算5オーバー60位タイで決勝ラウンド進出を逃している。