国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉県、グレートアイランド倶楽部）が11日に開幕。第1ラウンドの競技を行ったが、降雨による一時中断の影響で日没サスペンデッドとなり、翌12日に競技の続きが再開されることになった。そんな中、5バーディ、1ボギーの4アンダー68でホールアウトしたキム・ソヒ（韓）が暫定ながら単独トップに。前週のミズノクラシックで2年ぶりの優勝を飾った上田桃子は、14ホールを消化して首位と2打差の暫定3位タイにつけた。

　ここ3戦連続で予選落ちと調子を落としていたキムはインからスタートし、前半の11番、15番でバーディを奪う。後半も1番、3番、5番とバーディを加えて安定したゴルフを展開すると、最後の9番こそボギーを叩いたものの、暫定ながらリーダーボードの最上段を射止めた。2007年以来となる同ツアー2勝目に向け絶好のスタートを切った。

　前週、涙の復活優勝を飾った上田は、2番、3番で連続バーディを奪取すると、5番でもバーディを奪って好調ぶりをアピール。3アンダーで折り返した後半は12番をボギーとしたが、賞金ランキング首位のアン・ソンジュ（韓／16ホール終了）、同3位の横峯さくら（14ホール終了）、藤田幸希（16ホール終了）らと並び暫定3位タイと好位置につけている。

　また、ディフェンディング・チャンピオンの佐伯三貴は、14ホールを回って2ボギー、1ダブルボギーの4オーバー。金田久美子（17ホール終了）、ホステスプロの日下部智子（18ホール終了）らと並んで63位タイと苦しい初日となった。

　その他上位陣は、トップと1打差の暫定2位に3バーディ、ノーボギーの3アンダー69で回ったウェイ・ユンジェ（台／18ホール終了）がつけ、首位と3打差の暫定9位タイに服部真夕（16ホール終了）、馬場ゆかり（14ホール終了）、大山志保（14ホール終了）らが続いている。

　なお、第1ラウンドの競技再開は翌12日午前7時30分、第2ラウンドは午前8時30分にスタートする予定になっている。