日米両女子ツアー共催のミズノクラシックが4日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に開幕。米ツアーを主戦場とする実力者が揃って出場する中、国内ツアー6勝を誇る飯島茜がノーボギーの6アンダー66をマークして、テレサ・ルー（台）、黄アルム（韓）と共に首位タイに立った。さらに7バーディ、2ボギーの5アンダー67で回った上田桃子が1打差の単独4位で首位の3人を追走。前週優勝の有村智恵は1アンダー71でラウンドして38位タイ、宮里藍は1オーバー73で61位タイと出遅れている。

　世界の強豪が参戦する中、今季不調の上田が好スタートを切った。出だし1番からバーディを奪って好調な滑り出しを見せると、4番でもバーディを奪取。さらに7番から3連続バーディを決めて5アンダーで前半を折り返す。後半こそ2バーディ、2ボギーのイーブンパーで回ったもの、5アンダー67の好スコアをマークして好ポジションを確保した。

　逆転賞金女王に向けて2週連続優勝を狙う賞金ランク2位の有村はこの日、3番でボギーを先行させるも8番でバーディを奪い返してイーブンパーでハーフターン。後半は13番、14番で連続バーディを奪うなど1つスコアを伸ばして1アンダー71でホールアウトした。また、2バーディ、1ボギーで回った横峯さくらも有村と同じく38位タイで初日を終えている。

　一方で、宮里（藍）は前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで折り返すと、11番で痛恨のダブルボギー。その後2つのバーディを奪うも16番でもボギーを叩き1オーバー73とスコアを崩して61位タイと大きく出遅れた。

　その他上位陣は、首位と2打差の5位タイに上原彩子、フォン・シャンシャン（中）、ステイシー・ルイス（米）、アザハラ・ムニョス（スペイン）などが続き、さらに1打差の12位タイに昨季の米ツアー賞金女王チェ・ナヨン（韓）、ディフェンディング・チャンピオンの申ジエ（韓）とともに笠りつ子、服部真夕らがつけている。

　また、米ツアー初勝利を狙う宮里美香は4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、国内ツアー賞金ランク1位のアン・ソンジュ（韓）、同5位の馬場ゆかり、同9位の大山志保らと並んで24位タイとまずまずのスタートを切った。