国内女子ツアーの今季公式戦第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技が、29日に愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部和合Cで開幕。ディフェンディング・チャンピオンの宮里美香を筆頭に、日米両ツアーの実力者たちが集結する。

　舞台となる和合Cは、1929年に中部地区初のゴルフ場として開場し、毎年、国内男子ツアーの中日クラウンズを開催している。昨季大会で石川遼が世界最少ストローク『58』を叩き出したコースでもある。全長6,383ヤード（パー70）と距離は長くないが、グリーンは小さく硬い上、深くえぐれたバンカーが点在する難コース。春先とは違って芝も長く伸びており、向き強さも安定しない風という条件も加わり、ショットの精度が要求されることになる。

　今大会の注目選手は、現在賞金ランキング上位のアン・ソンジュ（韓／1位）、横峯さくら、（2位）、有村智恵（3位）らはもちろん、難コースということもありパーオン率1位の李知姫（韓）、2位の服部真夕らショットメーカーたちも優勝候補に挙げられる。また、先週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントでは逆転負けしたが、今季2勝と復活の兆しを見せている不動裕理も怖い存在だ。

　その他、連覇を狙う宮里美香、宮里藍、上田桃子、野村敏京の米ツアー勢に加え、先週のダンロップ女子オープンで不動を逆転し今季2勝目を飾ったフォン・シャンシャン（中）、佐伯三貴、笠りつ子らが参戦し、日本最高峰の大会を盛り上げる。