メジャー前哨戦となる国内女子ツアー、ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントは3日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。先週のニトリレディスゴルフトーナメントで優勝を飾った笠りつ子が、4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り、通算6アンダーで前日の9位タイから首位タイに浮上した。その他、今季2勝目を狙う佐伯三貴、ツアー1勝の竹末裕美など、この日合計4人が首位に並んだ。

　前週にツアー初優勝を果たした笠は、最初の1番ホールで幸先よくバーディを決めると、その後、後半の12番までスコアカード通りのゴルフを展開する。そして13番から16番の4ホールで、14番のボギーを除いて3つのバーディを奪取。前日から3つスコアを伸ばしてトップに並び、ホールアウトした。

　現在賞金ランク1位のアン・ソンジュ（韓）と同2位の有村智恵が欠場する中、この大会で賞金王争いに弾みをつけたい同3位の佐伯。この日は3つのバーディを奪うも、後半で2つのボギーを叩き、1アンダー71と1つスコアを伸ばすにとどまった。また、前日に単独トップに立っていたツアー通算1勝の金ナリ（韓）は、前半の2ボギーを、後半最初の2ホールで連続バーディを奪って挽回したが、結局3バーディ、4ボギーの1オーバー73。通算5アンダーで5位タイに順位を下げている。

　浮上のきっかけをつかみたい賞金ランク5位の横峯さくらは、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76と崩れてカットラインぎりぎりの42位タイで決勝ラウンド進出。ディフェンディング・チャンピオンの飯島茜も、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74で横峯、福嶋晃子らと共に42位タイに沈んだ。

　その他では、茂木宏美が4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り、通算1アンダーで金田久美子らと並んで21位タイに浮上。また、今年度のプロテスト合格組で、前日に23位タイにつけていた堀奈津佳は、3つのトリプルボギーを叩くなどこの日12オーバー84で単独98位と大きく順位を下げ、予選落ちとなっている。