国内女子ツアーのCAT Ladiesは20日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位と3打差の3位タイからスタートした有村智恵が4連続バーディを奪う猛攻を披露し、6アンダー67をマークして通算10アンダーで単独トップに躍り出た。2打差の単独2位には有村と同じく前日3位タイの森田理香子がつけ、さらに2打差の3位タイに初日単独トップの藤本麻子と今季1勝の上原彩子が続いている。

　先月のスタンレーレディスゴルフトーナメントでの優勝を含み、国内ツアーで出場7試合連続トップ10入りと好調をキープしている有村は、出だし2ホール連続でバーディを奪い幸先の良い滑り出しを見せる。その後前半はスコアカード通りのゴルフとなったが、後半に入ると10番から圧巻の4連続バーディ。14番でこの日唯一のボギーを叩くも最終18番をバーディで締め、この日は7バーディ、1ボギーの6アンダー67。ひとり二桁アンダーまでスコアを伸ばして今季2勝目に王手かけた。

　また先週プレーオフの末に惜しくも優勝を逃した今大会のディフェンディング・チャンピオン福嶋晃子は7位タイからスタートしたこの日、前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すも、後半はスコアを伸ばすことができずに1アンダー72でホールアウト。通算4アンダーとして初日単独2位の金田久美子、馬場ゆかり、李知姫（韓）らと並び8位タイで最終日を迎えることとなった。

　一方、出場した国内ツアーここ2戦で共にトップ3入りを果たしている横峯さくらだが、この日はボギーを先行させる苦しいゴルフで2バーディ、3ボギーと1つスコアを落として通算1アンダー。前日の16位タイから29位タイに順位を下げている。

　その他、賞金ランクトップを独走する前週優勝のアン・ソンジュ（韓）が2アンダー71で回り、通算2アンダーで20位タイに浮上。3位タイからスタートした同ランク2位の佐伯三貴は1つスコアを落として通算3アンダー15位タイで決勝ラウンドに進出した。一方、諸見里しのぶ、古閑美保はカットラインに1打及ばす予選落ちを喫した。