国内女子ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントが12日、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースを舞台に開幕。先月結婚を発表した今大会のホステスプロ福嶋晃子がノーボギーの6アンダー66で回り単独首位に立った。2打差の2位タイには、6月のニチレイレディス以来約2か月ぶりの同ツアー参戦となる現在賞金ランク1位のアン・ソンジュ（韓）の他、ツアー未勝利の大谷奈千代と辻村明須香がつけ、3打差の5位タイに今季未勝利の全美貞（韓）ら3人が続いている。

　人生の転機を迎え約1年ぶりの優勝を目指す福嶋。今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで7位タイに入って以降トップ10入りはない。さらに、出場したここ2試合は連続で予選落ちとゴルフの方は不調が続いている。しかし、同大会で過去に4勝を挙げている福嶋はこの日、出だし2ホールで連続バーディを奪い幸先の良いの滑り出しを見せると、その後3つスコアを伸ばして5アンダーで前半を終える。後半は16番までスコアカード通りのプレーを続けるも17番でバーディを奪取して6アンダー66をマーク。今季初優勝に向けて絶好のスタートを切った。

　6月のリゾートトラストレディス（長野県、グランディ軽井沢ゴルフクラブ）で今季初Vを飾り、軽井沢開催での2連勝を目論む横峯さくらは、先週のｍｅｉｊｉ カップを体調不良のため欠場したが今週は元気な姿を見せた。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、その後は我慢の展開が続きスコアを伸ばせなかったがノーボギーで回り1アンダー71。馬場ゆかり、申ジエ（韓）らと並んで17位タイとまずまずの位置につけている。

　また、前週最終日に猛チャージを見せ単独4位に食い込んだ有村智恵は、先月のスタンレーレディスゴルフトーナメントでの優勝を含め、国内ではここ6戦連続でトップ10入りと絶好調。ところが、この日は前半で1つスコアを伸ばしたものの、後半に入ると14番、15番で連続ボギーを叩いて1オーバー73でホールアウト。金田久美子、大山志保、上原彩子らと共に42位タイで初日の競技を終えた。

　その他、今季まだ未勝利の諸見里しのぶは2アンダー70で回って服部真夕らと並ぶ8位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの李知姫（韓）は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72でプレーして、先週のｍｅｉｊｉ カップで優勝したフォン・シャンシャン（中）、そのフォンに惜しくも敗れた古閑美保らと並んで28位タイにつけた。一方、約3か月ぶりに国内の舞台に帰ってきた上田桃子は、6ボギー（2バーディ）を叩いて4オーバー76の85位タイと大きく出遅れている。