国内女子ツアーのアコーディア・ゴルフ レディスは、宮崎県の青島GCを舞台に14日開幕した。第1ラウンドのこの日、開幕戦を制した宋ボベ（韓）が4アンダー68の好スコアをマーク。ウェイ・ユンジェ（台）と共に、単独首位の川原由維に1打差の2位タイにつけた。

　韓国の新鋭が堅実なゴルフで好発進を切った。横峯さくら、諸見里しのぶと同組でスタートした宋は、5番パー4で初バーディを獲ると、7番もバーディとして、2アンダーでハーフを終える。後半に入っても勢いを維持すると、3バーディ（1ボギー）を奪い、結局5バーディ、1ボギーの4アンダー68でホールアウト。2位タイの好位置を確保し、2週連続Vを視界に捉えた。

　一方、前週のダイキンオーキッドレディスで宋に逆転負けを喫し、雪辱を誓う横峯は、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで前半を折り返す。ハーフターン後は2バーディ、1ボギーとスコアを1つ伸ばし、1アンダー71のラウンド。期待された爆発はならなかったものの、17位タイとまずまずの順位につけた。今季こそ念願の賞金女王の座に就くためにも、地元・宮崎で行われているこの大会を制し、存在感を発揮したいところだ。

　その他、不動裕理が2アンダー70で回り、大山志保、佐伯三貴、全美貞（韓）、張娜（中）ら実力者と並び、8位タイ。途中までトーナメントをリードしていた福嶋晃子は終盤に4連続ボギーを叩き、横峯、諸見里他と同じ、17位タイとスタートダッシュはならなかった。また、古閑美保は上がり3ホールで2バーディを奪ったが、前半までの出遅れが響き、1オーバー73の43位タイに沈んでいる。