有村、3連続バーディ締めで29位タイ レクシーがトップタイ発進
2014年8月15日(金)午前9:02
米女子ツアーの今季メジャー第4戦 ウェグマンズLPGA選手権は現地時間14日、ニューヨーク州モンローGCで第1ラウンドを行い、レクシー・トンプソン(米)とミーナ・リー(韓)が6アンダー66でトップタイに立った。5選手出場している日本勢は、有村智恵が1アンダー71で29位タイにつけている。
有村がメジャーで見事な3連続バーディ締めを見せた。「15ホールまで身体が硬かった。それまで(身体が)ほぐれるのにかかりました」という通り、この日は10番(インスタート)で幸先良くバーディを奪ったものの、ここから3つのボギーを叩き6番まで2オーバー。リズムに乗ることができなかった。しかし、7番、8番で不調だったパットがしっかり決まり連続バーディとしイーブンに戻すと、最終の9番パー5では、第3打があと少しでカップインというスーパーショットでバーディ奪取。上がり3ホールを3連続バーディとし、2日目以降のプレーに期待を抱かせた。
昨季のメジャーで唯一予選を突破したのが、この大会(33位タイ)。今季もここまで全てのメジャーで予選落ちしているが、最近はショットが復調しているとあって「(ゴルフの)自信が戻っている」と表情は明るい。大会前には「メジャーだからと縮こまらないようにしたい」と話していただけに、残りのプレーもリラックスモードで臨み、上位を目指す。
その他の日本勢は、上原彩子がイーブンパー72で48位タイ、マイヤーLPGAクラシックで自己最高の単独4位に入った野村敏京が1オーバー73で68位タイからのスタート。宮里藍は、パットが相変わらず決まらず2オーバー74で85位タイとスタートダッシュに失敗し、宮里美香も、3オーバーで75の104位タイと出遅れた。
藍は、大会前に雨が降りコースが柔らかくなったことで「グリーン周りはアグレッシブにいける」と意気込んだが、パットが相変わらず不調。この日も33パットを費やし厳しい初日となった。
首位タイのトンプソンは、ドライビング・ディスタンストップの飛距離を生かし果敢に攻めると、8バーディ、2ボギーの会心のゴルフで6アンダー66をマーク。今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権に続く、メジャー2勝目に向け最高の位置につけた。一方のリーも同じく8バーディ、2ボギーでラウンド。前週のマイヤーLPGAクラシックでは予選落ちを喫し悔しい思いをしたが、メジャーで絶好の滑り出しを見せた。
その他、ロレックスランキング(女子世界ランキング)2位のリディア・コ(ニュージーランド)が2アンダー70で16位タイ、同ランクトップのステイシー・ルイス(米)は1アンダー71で有村と同じ29位タイにつける展開。ディフェンディング・チャンピオンのインビー・パーク(韓)は、イーブンパー72で48位タイからのスタートとなった。