福嶋晃子が久々に味わった米国の空気を武器に、今季国内初優勝を狙う。

　17日開幕の国内女子ツアー、スタンレーレディスゴルフトーナメント（静岡・東名CC）にディフェンディング・チャンピオンとして出場する福嶋は、前週行われた全米女子オープンから帰国したばかり。疲れが残っていないはずはないが、高揚しており疲労を補ってエネルギーが余りあるようだ。

　かつて常駐し、2勝を挙げた懐かしい米女子ツアー。昨季国内賞金ランク4位となったことで全米女子オープンに出場し、17位タイと健闘しかつての自信を取り戻した。今季はリゾートトラストレディスの2位など、トップ10入りが3回あるものの、優勝はまだない。08年は公式戦のワールドレディスチャンピオンシップに勝ち、賞金女王レースを引っ張って今大会を迎えていた。今度は浮上へのきっかけをつかみたい気持ちが強く、米国での実績を十分に生かしたい。

　一方、やはり米ツアーに参戦した経験を持つ東尾理子も出場。22歳年上の俳優、石田純一との真剣交際が明らかになり、注目を集めている中で、結果を出したいところだ。横峯さくら、古閑美保、諸見里しのぶらの実力者も勢揃い。アップダウンのきついコースに加え、真夏の暑さが襲いかかる中、決死の戦いが幕を開ける。