国内女子ツアーのプロミスレディスゴルフトーナメントは27日、兵庫県のマダムJGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日首位の諸見里しのぶが2アンダー70にスコアをまとめ、通算10アンダーで単独トップをキープした。1打差の2位に李知姫（韓）、通算8アンダー3位で川原由維が続いている。

　今季2勝を挙げて絶好調の諸見里が完全優勝に王手をかけた。前半を1アンダーでハーフターンすると、後半も12番、14番でバーディ。最終18番で2日間唯一のボギーを叩いたものの、2アンダー70の通算10アンダーでホールアウトした。09年賞金ランク2位の諸見里。2週間前のサントリーレディスオープンに続く勝ち星をマークし、約1,200万円差で同ランク首位に立っている横峯を逆転したいところだ。

　一方、横峯も簡単にその座を譲るつもりはない。2アンダー10位タイからスタートし、前半4バーディ、ノーボギーと完璧なゴルフを披露。後半スコアを1つ落としたが、3アンダー69でラウンドし、通算5アンダー6位タイに浮上した。トーナメントリーダーとは5打差と厳しい状況。しかし、今季3勝の内で4月のスタジオアリス女子オープンでは逆転Vを飾った。最終日では前半から猛攻を見せ、諸見里にプレッシャーをかけたい。

　その他、通算7アンダー4位に三塚優子、昨季賞金女王の古閑美保、全美貞（韓）は横峯と同じ6位タイにつけている。06年大会から連覇を達成した藤田幸希、ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵は通算4アンダー13位タイ、元女王の不動裕理は通算2アンダー23位タイ。ギャル系ゴルファーの金田久美子は通算2オーバー50位タイのカットラインぎりぎりで予選通過を果たした。