初の女王タイトルに向けてハイペースでひた走る横峯さくらが、26日開幕の国内女子ツアー、プロミスレディスゴルフトーナメント（兵庫・マダムJゴルフ倶楽部）で今季4勝目を狙う。

　13試合で3勝を挙げ、トップ10入りも11回。最も成績が悪かった11位タイが2回と、安定したプレーを続けている。それだけに、開幕前から宣言している賞金女王獲得に向けての歩みは順調だ。もちろん現在賞金ランキングは首位で、2位の諸見里しのぶとは約1,220万円差。今大会で4勝目をマークして賞金1,440万円を手にし、さらにリードを広げたい。

　もちろん、横峯を追いかける諸見里も、勝てば逆転の可能性があり燃えている。14試合に出場して予選落ちなし。公式戦初戦のワールドレディスチャンピオンシップを含めて2勝と好調なだけに、自信に満ちている。沖縄県出身だが、高校卒業後はコーチの江連忠の本拠地である兵庫県にベースを定めている。落ち着いてプレーできる環境は整っており怖い存在だ。

　また、ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵も侮れない。1年前には実力者の大山志保に5打差、不動裕理に6打差をつける圧勝でツアー初勝利を飾っており、思い出深い大会だ。それだけに、思い入れたっぷりで連覇に挑む。実力伯仲、誰が勝ってもおかしくない状態が毎週続いている国内女子ツアー。今週のプロミスレディスも目の離せない激闘になりそうだ。