国内女子ツアーのヴァーナルレディースは15日、福岡県の福岡センチュリーGCを舞台に開幕。現在賞金ランクトップに立つ横峯さくらが、第1ラウンドを6バーディ、2ボギーの4アンダー68で回り、5アンダー67でトーナメントをリードした斉藤裕子とキム・ソヒ（韓）に1打差の3位タイ発進を切った。

「今季は賞金女王を目指す」と宣言している23歳が安定したゴルフでリーダーボードを駆け上がった。出だしの1番で幸先良くバーディを獲った横峯はこの日、6番から3連続バーディを奪うなど持ち前の飛距離を武器にスコアを伸ばし、2アンダーでハーフターン。後半はスコアカード通りのプレーが続いたものの、16番パー5でバーディを奪取。最終18番も見事にバーディで締めくくり、3位タイの好位置で初日を終えた。今大会は優勝賞金が1,800万円と他のトーナメントと比べて高いだけに、賞金ランクの後続を引き離すチャンス。ここで今季2勝目を挙げ、目標のビッグタイトル獲得に弾みをつけたいところだ。

　一方、前週のワールドレディスチャンピオンシップで公式戦2勝目を飾り勢いに乗る諸見里しのぶは、3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、不動裕理、北田瑠衣らと同じ9位タイスタート。2週連続Vにまずまずのポジションを確保した。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンのイム・ウナ（韓）が、横峯、三塚優子と共に3位タイに続き、今季好調の有村智恵は3アンダー69で単独6位。昨季女王の古閑美保は、2バーディ、3ボギーの1オーバー73と崩れ、金田久美子らと並び21位タイとやや出遅れた。