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遼&峻輔コンビ躍動! 日韓対決初日は日本がリード

2010年9月10日(金)午後3:21

 石川遼と薗田峻輔の“先輩・後輩タッグ”が抜群のコンビネーションを披露し、日本チームをけん引している。

 現地時間10日、韓国・済洲島のヘビチカントリーグラブを舞台に現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦が開幕。台風によるコースコンディション不良のため急きょインコースを2周する変則18ホールに変わった今大会。初日はフォーサム(2人のプレーヤーが1つのボールを交互に打つストローク形式)の競技が行われ、日本チームは対戦成績3勝2敗、ポイント3-2でリードする好スタートを切った。

 日本と韓国を代表する10人ずつのトッププロが集結し、母国の名誉をかけた戦いの第1ラウンドは接戦となった。フォーサム1組目で小田孔明/小田龍一組(7オーバー)がキム・デヒョン/キム・デサブ組(イーブンパー)に大差で敗れると、2組目の丸山大輔/横尾要組は3連続バーディをマークするなど2アンダーで回りキム・ドフン/キム・ビオ組に勝利。3組目の藤田寛之/宮本勝昌組(3オーバー)が敗れ再びリードされるも、4組目の池田勇太/片山晋呉組(2アンダー)で取り返す。

 対戦成績2勝2敗のタイとなり初日の勝負を委ねられたは最終5組目の石川/薗田組は、前半の10番、14番、15番でバーディを奪う好調な立ち上がり。後半に入り13番で薗田がパーオンに失敗するも、石川の見事なアプローチでパーセーブ。すると16番では石川がセカンドをピンそば30センチに寄せるスーパーショットを見せ、バーディパットを薗田が確実に沈める。この時点で相手のイ・スンホ/ソン・ジュンオブ組に4打差のリードをつけた2人だが、圧巻は最終18番ホール。薗田がティーショットを左に曲げるも、ラフからの2打目を石川がきっちりグリーンに乗せる。最後は薗田が約10メートルのロングパットをねじ込み会心のバーディフィニッシュ。この日両チーム合わせてベストスコアとなる5アンダーでホールアウトし、日本の3勝目を奪い取った。

 東京の杉並学院高出身である石川と薗田は、前週国内ツアーのフジサンケイクラシックで“同窓プレーオフ”の死闘を演じた注目の2人。残り2日となった日韓対決、母国の名誉を背負う責任を感じながらも若手の遼&峻輔コンビには更なる活躍が期待できそうだ。なお、大会2日目はフォーボール(2人のプレーヤーのうち良いスコアが採用される競技形式)が行われる。
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