2年連続賞金女王タイトルに向けて、古閑美保が国内女子ツアーのクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント（5月1日開幕、千葉・京葉CC）に元気いっぱいで乗り込んだ。

　昨季4勝を挙げて女王となった古閑は、その第一歩がこの大会だった。最終日の上がり2ホールで連続バーディを奪って若林舞衣子をとらえ、プレーオフに勝負を持ち込んだ。プレーオフは激戦となったが、3ホール目でパーセーブできなかった若林に対し、パーパットを沈めた古閑が08年初Vをマーク。そのままCAT　Ladies、伊藤園レディスゴルフトーナメントと勝利を重ね、最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの優勝で、ビッグタイトルを奪取した。

　今季は米女子ツアーのメジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権に出場したこともあり、国内戦は今回で5試合目。まだ勝ち星がなく4位タイが最高だけに、ゲンのいい大会で今年も勝って、再びタイトルへ突っ走りたい。

　一方、初の女王タイトルを獲ることを宣言し続けている横峯さくらも元気に参戦。現在は開幕戦優勝の三塚優子に賞金ランク首位を許しているが、早く今季2勝目に一番乗りを果たして、トップの座を確保したい。また、米ツアー2年目の上田桃子も出場。勝利を手土産に米国に戻ろうと手ぐすねを引いており、激戦必至の様相だ。