国内女子ツアーのスタジオアリス女子オープン（兵庫・花屋敷GCよかわC）は11日、第2ラウンドの競技を終了。前日首位タイの宮里藍はイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったものの、全美貞（韓）と通算3アンダーで並び、トーナメントリーダーの座を守った。

　宮里が今季初勝利に向けて絶好の位置を確保した。7番パー3ではティーショットでグリーンを外したが、2打目をパターで沈めてバーディを先行。8番以降はボギー1つに収め、イーブンパー72でホールアウトした。通算3アンダートップタイで迎える最終日では、06年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント以来の勝利を目指す。

　また、初の賞金女王を狙う横峯さくらは1アンダー4位タイからスタートし、前半1バーディ、1ボギー。後半は10番でバーディを奪ったものの、その後2つスコアを落とした。1オーバー73で通算イーブンパー8位タイ。今季は出場した2試合でベスト10入りし、前週のメジャー、クラフト・ナビスコ選手権では日本人最高の25位タイだった。調子は悪くなく「（優勝が）狙えない位置ではない」だけに、最終ラウンドで爆発し白星をつかみたい。

　その他、リーダーボードの最上段と1打差の3位タイで北田瑠衣、宋ボベ（韓）らが続いている。原江里菜、諸見里しのぶが通算1オーバー11位タイ、昨季の全英リコー女子オープンを制した申ジエ（韓）が通算5オーバー33位タイ。だが、今季国内女子ツアーで白星を挙げた上原彩子は通算8オーバー54位タイ、三塚優子は通算9オーバー66位タイで予選落ちを喫した。