宮里藍が国内女子ツアーに今季初参戦する。

　米ツアーが2週間オープンウィークになることもあり、帰国した宮里は10日から始まる国内ツアーのスタジオアリス女子オープン（兵庫・花屋敷GCよかわC）に出場。前週のクラフト・ナビスコ選手権では予選こそ通過したものの、69位と散々な成績に終わった。決して調子は悪くなくショックもあった中、同ツアー参戦は絶好の気分転換になる。

　予選ラウンドの組み合わせは、同い年の横峯さくらと東北高校の後輩、原江里菜。目の前で米国仕込みの技を見せたいところだ。米ツアー常駐4年目に入り、日本ツアーではその間に同世代や自分より下の世代が次々と活躍している。その中で再び実力を発揮することができれば、自信を取り戻せるに違いない。

　宮里と同じ米ツアーでプレーしている申ジエ（韓）も登場。韓国ツアーで賞金女王となり、08年のヨコハマタイヤゴルフトーナメント　PRGRレディスカップで日本初優勝。全英女子オープンでいきなりメジャーVを飾るステップにした。その結果、今季米女子ツアーのルーキーとなり、現在はロレーナ・オチョア（メキシコ）を抑えて賞金ランキング首位に立っているほどの勢いがある。最終日に強いことから“ファイナルラウンド・クイーン”の異名を持つだけに、宮里にとっては怖い存在だ。

　今季すでに優勝している三塚優子、上原彩子や諸見里しのぶ、飯島茜、服部真夕らも顔を揃え、いよいよ国内ツアーが盛り上がりを見せる。