野村圧巻の『63』で単独2位! ダブル宮里は出遅れ
2014年5月31日(土)午前9:40
今季ハツラツプレーで日本勢の稼ぎ頭に成長した野村敏京がアメリカ初Vに向け好発進を切った。
米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックは現地時間30日、ニュージャージー州ストックトン・シービュー・ホテル&GC ベイCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。コースレコードタイの9アンダー62と爆発したジェニファー・ジョンソン(米)が単独トップに立ったが、そのジョンソンと負けず劣らずの好プレーを見せたのが野村だった。
長打力を活かしバーディを量産することもあればボギーも叩く、荒削りなゴルフが魅力の野村だが、この日は前半で3バーディ、後半5バーディを奪うと、ボギーの数をゼロに抑えて8アンダー63を叩き出した。パーオンを外したのはわずか1ホールと好調なショットに加え、パットの読みもズバリ的中。ツアーで数少ない短期決戦(3日間54ホール)ではスタートダッシュがそのまま好結果につながることが多い。今季国内ツアーのシード権を返上してまで米ツアーに専念する21歳の残り2日間の戦いに注目だ。
しかし5人出場している日本勢は野村以外の“お姉さんプレーヤー”たちが苦戦。長いトンネルを抜けつつある有村智恵は2バーディ、1ボギーの1アンダー70にスコアをまとめ、44位タイとまずまずの滑り出しを切ったが、2010年の今大会チャンピオン宮里藍はバーディを4つ奪いながら4番、14番で痛恨のダブルボギーを叩き2オーバー73。宮里美香とともに95位タイと大きく出遅れた。
また、4週間ぶりの出場となった上原彩子はバーディを1つも奪えず6オーバー77の大叩きで134位タイ。18ホールで38パットではスコアメイクのしようがない。
上位陣はジョンソンに2打差の単独3位にクリスティーナ・キム(米)がつけ、今季優勝のないインビー・パーク(韓)が5アンダー66をマークし、チェ・ナヨン(韓)と並び4位タイの好位置をキープした。
また、今季好調のミッシェル・ウィー(米)は4アンダー67で、世界ランク1位奪還を目指すステイシー・ルイス(米)らと並び6位タイからのスタートとなっている。