東日本大震災の被害地である宮城県を舞台にした唯一の国内女子ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント（9月23?25日／宮城・利府ゴルフ倶楽部）の開催発表記者会見が8日に宮城県仙台市で行われた。

　舞台となるコースも被災し、震災後は6月まで営業できなかったという事情もあったが、7月1日に営業を再開。被災地の復興の力となるためにも、開催することが決まり、無事発表にこぎつけた。

　日本女子プロ協会小林浩美会長は「世界に向けてメッセージを発信したい」と話した。その言葉を裏付けるように、すでに選手たちからも開催決定の噂が流れるのを待ちかねたかのごとく、様々な協力が申し出られている。

　大会側からはすでに3,000万円が宮城県、福島県、岩手県の3県に寄付。さらに15番ホールから18番ホールを復興支援ホールとし、バーディ1個につき10万円という復興支援金が贈られることも明らかにされている。

　3月11日の地震から半年経った東北のパワーに注目し、大会が新たなエネルギーとなることを祈りたい。