灼熱の太陽の下、4日間の女の戦いが幕を明ける。

　シーズン後半戦に突入した国内女子ツアーは、暑さがピークに達した千葉県の習志野CCキング・クイーンコースで、カゴメ フィランソロピー LPGAプレイヤーズ チャンピオンシップが24日に開幕。注目は今季勝てそうで勝てずにいる横峯さくらだ。昨季大会でも張娜（中）にプレーオフで敗戦する悔しい思いを味わった。

　今季は賞金女王タイトルを狙っているが、とうとう前半戦を未勝利のまま終えた。焦る気持ちで後半戦を迎えたが、ツアーは戦国時代。ようやく不動裕理と福嶋晃子の2人が2勝しただけで、他のプレーヤーは1勝ずつと稼ぎがばらけており、この後猛追すればチャンスはある。コースはフェアウェイもグリーンも乾いてカチカチ。ランの出るティーショットが持ち味の横峯が、さらに伸びる飛距離を生かすことができれば、十分に栄冠に手が届くだろう。

　また、ベテランの福嶋も負けてはいない。実力があるのは言うまでもなく、4日間大会だけに強さが際立つはずだ。さらに、ツアー初優勝後も上位に顔を出している有村智恵や古閑美保、上原彩子ら今季好調な面々も侮れない。