大山志保が元賞金女王の意地をかけて連覇に挑む。

　前週行われたWe Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメントでV争いを演じながら、最終ラウンドの最終ホールでショートパットを外す痛恨のボギー。米ツアーから一時帰国していた上田桃子にみすみす優勝をさらわれ、大山は号泣した。そのため、今週ディフェンディング・チャンピオンとしてプレーする国内女子ツアーのニチレイPGMレディス（20?22日、茨城・美浦GC）はどうしても勝たなくてはならない。

　06年一気に5勝と花開き、6年連続で賞金女王を守り続けていた不動裕理からその座を奪った。勢いに乗って米ツアーQT受験を考えていたが、07年はメジャーに積極的に出場したこともあってペースが乱れ、2勝しかできなかったことで断念。女王の座も上田に奪われ、賞金ランキング8位まで転落した。もう1度トップへ返り咲くため、今季は大切なシーズンとなっている。

　だが、開幕から4か月近く経つのに08年未勝利のまま。絶好のチャンスを自らつぶしただけに、前週の悔しさを払しょくするには早く優勝するしかない。