国内女子ツアーが面白くなってきた。

　07年までは国内男子ツアーに比べて抜群の人気を誇った女子ツアーだが、今年は“敵”に石川遼が出現。さらに、宮里藍、上田桃子の人気者2人が米ツアーに参戦していることもあり、やや押され気味のムードが漂っていた。

　だが、上原彩子、古閑美保などの若手が次々と優勝。さらに前週、公式戦となったばかりのワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップで公式戦3勝目を飾った34歳のベテラン、福嶋晃子や05年まで6年連続賞金女王の実績を持つ不動裕理ら実力者も元気いっぱいなことで、戦国時代に突入している。

　男子ツアーの公式戦、日本プロゴルフ選手権開催の裏で、今週のヴァーナルレディース（福岡・福岡センチュリーGC）は16日に開幕する。今季勝てそうで勝てない横峯さくら、諸見里しのぶ、佐伯三貴らも必死になってくるはずだ。さらにディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）、張娜（中）らも侮れず、絶好のゴルフシーズンを迎えて熱い戦いが続く。