国内女子ツアーのクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメントが2日、千葉・京葉CCで開幕した。第1ラウンドは、ノーボギーの7アンダー65をマークした笠りつ子が単独首位。1打差2位タイに若林舞衣子、井芹美保子がつけている。

　今季開幕から5戦連続予選落ちと、苦しい序盤戦を過ごしてきた笠が一転、好調なプレーを披露した。この日は出だし3連続パーの後、4番で初バーディ。8、9番でもスコアを伸ばし、3アンダーで前半を折り返す。バックナインに入ると、13番まではパーを重ねたが、14、15、17、18番と立て続けにバーディを奪って7アンダー65でホールアウト。単独トーナメントリーダーに躍り出た。

　強豪勢を輩出している熊本県出身の笠は、ジュニア時代から活躍し、03年の九州女子アマを制すなど有望株のひとり。今季の最高位はライフカードレディスでの47位タイだが、第1ラウンドの勢いをキープできれば、これを上回る順位はもちろん、一気に初Vも夢ではない。

　また、6アンダー66で2位タイ発進の若林は、昨年プロテストに合格したばかりの19歳。同じく2位タイの井芹も22歳と、第2ラウンド以降の上位フレッシュ対決が楽しみだ。

　4アンダー68、4位タイに諸見里しのぶ、小俣奈三香ほかが続き、2アンダー70、13位タイから横峯さくら、佐伯三貴、飯島茜らが追う展開。ディフェンディング・チャンピオンの茂木宏美は1アンダー71で回り、古閑美保らと並ぶ23位タイ。