密かに賞金女王を狙う諸見里しのぶが、国内女子ツアー第5戦、スタジオアリス女子オープン（11?13日、兵庫・花屋敷GCよかわC）で今季初優勝に挑む。

　プロになってすぐ、宮里藍と共に米女子ツアーに参戦したが、シード権を獲得できずに帰国。昨年は、国内ツアー開幕前に上田桃子と出場したワールドカップでの惨敗ショックからなかなか立ち直れずにいた。だが、秋になって日本女子オープンで公式戦初優勝。さらに佐伯三貴をパートナーにした今年のワールドカップにも迷った末に参戦し、3位タイと健闘したことで前向きに今季に臨んでいる。

　開幕戦のダイキンオーキッドこそ18位タイだったが、その後は8位タイ、9位タイ、10位タイといずれもトップ10入り。優勝まであと一歩とあって、現在住んでいる兵庫県での大会でVを狙っている。

　同い年で江連忠コーチの元、一緒にトレーニングをしていた上田が昨年、賞金女王となり今年は米ツアーに参戦。米国参戦も国内初優勝も先立った諸見里だけに、焦る気持ちを抑えつつ、一戦一戦に集中する。

　他に、先週優勝の山口裕子、これに敗れて初優勝を逃した諸見里と同じ沖縄出身の上原彩子も好調さをキープ。また、古閑美保、福嶋晃子、佐伯らも参戦、序盤戦で結果を出そうとする面々が激戦を展開する。