国内女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城が、静岡県の葛城GC山名Cを舞台に4日開幕。アンダーパーをマークしたのが4人とタフなコンディションの第1ラウンド、古閑美保がイーブンパー72で回り、諸見里しのぶ、有村智恵らと並ぶ5位タイの好発進を切った。単独首位は3アンダー69をマークした山口裕子。1打差の2位に上原彩子、さらに1打差の1アンダー71、3位タイで福嶋晃子とシン・ヒョンジュ（韓）が追っている。

　古閑はこの日、出だしの1番でいきなりボギーを叩く。するとリズムを崩し、12番までに3オーバーとスコアを落した。しかし13番パー4で初バーディを奪うと、続く14番、16番でもバーディ奪取に成功し、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウト。中盤以降はなんとか立て直し、我慢のゴルフで5位タイの好位置につけた。横峯さくら、大山志保が米ツアーのクラフト・ナビスコ選手権に参戦してフィールドが手薄なだけに、ここで今季初勝利をつかみたいところ。開幕戦の第1ラウンドで9アンダー63を叩き出した爆発力を発揮できるか、注目だ。

　一方、アコーディア・ゴルフ レディスをプレーオフの末制し、既に今季1勝を挙げている不動裕理は6オーバー78と大乱調。奪ったバーディは1つと良いところなく、トップと9打差の40位タイに甘んじた。元女王の意地を見せるためにも第2ラウンド以降、猛チャージを期待したい。

　その他、全美貞（韓）が3オーバー75で17位タイ。4オーバー76の21位タイには、この春大学を卒業した佐伯三貴、三塚優子、米山みどりら。