不動裕理が今季3勝目、ツアー通算51勝目を連覇で狙う。

　20日開幕の国内女子ツアー、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン（愛知県、中京ゴルフ倶楽部 石野コース）にディフェンディング・チャンピオンとして出場する不動だが、昨年の今大会には1年7か月ぶりの復活優勝を果たした思い出がある。

　2000年から6年連続で賞金女王タイトルを獲得し、日本女子ゴルフ史上最年少の27歳285日目で通算30勝に達して永久シード権を獲得したが、その後、やや下降線をたどっていただけに、昨年大会がきっかけとなって自信を取り戻した。

　今季は、東日本大震災によるツアー中断後、再開第1戦となった地元熊本での西陣レディスクラシックとサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントで優勝しているが、現在の賞金ランキングでは、佐伯三貴、アン・ソンジュ（韓）に続く3位。6年ぶりに賞金女王タイトルを奪還するには、前半戦でもう一押し欲しいところだ。“それを連覇で”日頃から口数少ない不動だが、その目には決意が宿っている。

　もちろん、現在賞金ランキング首位の佐伯、同2位のアンも参戦。今季、フジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝した金田久美子も地元での戦いに意欲を燃やす。横峯さくら、有村智恵、諸見里しのぶら今季未勝利の実力者たちも顔を揃える。また、今大会終了後には米ツアーに戻る上田桃子も、その前に手ごたえをつかみたいところだ。