レッスン
逆目のアプローチはパターよりもPW? スコアアップに不可欠な“アプローチでの選択肢”
2024年5月1日(水)午後1:11
グリーン周りからのアプローチ。「パターで打てそうなときは、パターで打て」ということがよく言われますが、パターで打たない方がいい場合もあります。
それは、ライが逆目のとき。グリーンまでの芝がそれほど長くなくても、逆目の場合は出球が跳ねてラインに乗らないこともあるし、距離感も合わせづらくなるからです。
逆目で有効なのが、PWで狙う方法です。PWで打つ場合は、右手の人差し指がシャフトに触れるくらいクラブを短く持ち、アップライトに構えます。
また、ボールをフェースのセンターよりもトゥ側にセット。トゥ寄りにボールを置いて構えることで、スイングしたときのソールの接地面積が小さくなり、ザックリしにくくなるからです。
打ち方は、パターと同じです。パターのストロークでは手首を使いませんが、PWでも手首を使わずにストローク感覚で打ちます。
このようなときPWを使うのは、振り幅が小さくてすむという利点があるからです。
例えば10ヤード前後の距離でも、58度のウェッジだとクラブをヒザの辺りまで上げる必要があり、振り幅が大きくなった分、ザックリしやすくなります。それに対しPWだと58度に比べて半分の振り幅ですむので、ミスのリスクが圧倒的に少なくなります。
もちろん56~58度で打ってもいいのですが、その場合は、フェースを開くようにしましょう。開くことによって、かなり手前から入っても地面にはソールから先に当たるので、ソールが滑ってくれてザックリが抑えられます。
また、ボールを右足前ではなく、さらに右寄り、目安としては、右足のくるぶしの延長戦上に置くことをオススメします。そうすると最下点がボールの先になるので、ダフリづらくなるからです。PWでこの位置に置くと、ロフトが立って転がり過ぎてしまいますが、52度くらいまでくるぶし前に置くといいでしょう。
ちなみにこの打ち方は逆目、かつ下りの場合も有効です。ソールが開いている分、スピンが効いてくれるので、転がり過ぎを防ぐことができます。
ひと言で“グリーン周り”といっても状況はさまざま。人によって得手不得手があるので、「この状況では、こうしなければならない」という正解はありませんが、引き出しが多ければ多いほどミスは減ります。
いろいろな方法を試してみて、選択肢を増やすようにしてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #83」より(放送・見逃し配信中)
それは、ライが逆目のとき。グリーンまでの芝がそれほど長くなくても、逆目の場合は出球が跳ねてラインに乗らないこともあるし、距離感も合わせづらくなるからです。
逆目で有効なのが、PWで狙う方法です。PWで打つ場合は、右手の人差し指がシャフトに触れるくらいクラブを短く持ち、アップライトに構えます。
また、ボールをフェースのセンターよりもトゥ側にセット。トゥ寄りにボールを置いて構えることで、スイングしたときのソールの接地面積が小さくなり、ザックリしにくくなるからです。
打ち方は、パターと同じです。パターのストロークでは手首を使いませんが、PWでも手首を使わずにストローク感覚で打ちます。
このようなときPWを使うのは、振り幅が小さくてすむという利点があるからです。
例えば10ヤード前後の距離でも、58度のウェッジだとクラブをヒザの辺りまで上げる必要があり、振り幅が大きくなった分、ザックリしやすくなります。それに対しPWだと58度に比べて半分の振り幅ですむので、ミスのリスクが圧倒的に少なくなります。
もちろん56~58度で打ってもいいのですが、その場合は、フェースを開くようにしましょう。開くことによって、かなり手前から入っても地面にはソールから先に当たるので、ソールが滑ってくれてザックリが抑えられます。
また、ボールを右足前ではなく、さらに右寄り、目安としては、右足のくるぶしの延長戦上に置くことをオススメします。そうすると最下点がボールの先になるので、ダフリづらくなるからです。PWでこの位置に置くと、ロフトが立って転がり過ぎてしまいますが、52度くらいまでくるぶし前に置くといいでしょう。
ちなみにこの打ち方は逆目、かつ下りの場合も有効です。ソールが開いている分、スピンが効いてくれるので、転がり過ぎを防ぐことができます。
ひと言で“グリーン周り”といっても状況はさまざま。人によって得手不得手があるので、「この状況では、こうしなければならない」という正解はありませんが、引き出しが多ければ多いほどミスは減ります。
いろいろな方法を試してみて、選択肢を増やすようにしてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #83」より(放送・見逃し配信中)
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