レッスン
後藤未有、短い距離のバンカーショットは左足体重で構える
2024年3月21日(木)午後0:53
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グリーンの周囲にあるガードバンカー。グリーンの近くにあるので、アプローチの一つとして考えられていますが、中には30ヤード以上を打たなければ届かないこともあります。このように同じバンカーショットでも、短い、長いがあり、それぞれの打ち方が変わってきます。
そこで今回から2回にわたって、ピンから近いバンカーと遠いバンカーの打ち方についてレッスンをしたいと思います。
まず、グリーンまでの距離が近く、しっかり出しておけばOKというバンカーショットについて。
バンカーショットのセオリー通り、下半身をどっしりさせて、両足が滑らないように砂に埋め込みます。人によってはこのとき、少し手元を下げたハンドダウンで構える人もいますが、私はあまり意識していません。というのも、ハンドダウンにすると、シャンク気味になることがあるからです。だから手元は低過ぎず、高過ぎず。いつもよりは姿勢を低くする程度でいいと思います。
体重配分は、左足体重で。私の場合は、左足8対右足2と、かなり強めの左足体重で構えます(写真①)。
ボールは左カカト線上よりやや内側にセット。そしてフェースを開きます。アマチュアゴルファーの中には、グリップしたあとフェースを開いている人が多いようですが、それだと開いた意味がなく、ただボールが右に飛んでしまうだけになります。必ず、フェースを開いてからグリップするようにしてください。
スイングで意識して欲しいのは、身体が起き上がらないようにすることです。前傾姿勢を保ったままスクラブを振るようにしましょう。
また、距離が短いバンカーショットでは、砂を取る量を多めにして、砂ごと運ぶイメージで打つことが大事です(同②③)。そうすれば、スピンもきれいに掛かり、グリーンにオンしてからも止まりやすくなります。
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
後藤未有(ごとう・みう)
2000年9月29日、福岡県生まれ。4歳からゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。18年の日本女子オープンでは8位タイに入り、ローアマチュアに輝く。20-21シーズンはTP単年登録でレギュラーツアー10数に試合。21年プロテスト合格。同年、ステップアップツアーの「かねひで美やらびオープン」でプロ初優勝を飾る。22年から2年連続でシード獲得。24年には初優勝が期待される若手の1人。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/3/15 発売号より転載)
そこで今回から2回にわたって、ピンから近いバンカーと遠いバンカーの打ち方についてレッスンをしたいと思います。
まず、グリーンまでの距離が近く、しっかり出しておけばOKというバンカーショットについて。
バンカーショットのセオリー通り、下半身をどっしりさせて、両足が滑らないように砂に埋め込みます。人によってはこのとき、少し手元を下げたハンドダウンで構える人もいますが、私はあまり意識していません。というのも、ハンドダウンにすると、シャンク気味になることがあるからです。だから手元は低過ぎず、高過ぎず。いつもよりは姿勢を低くする程度でいいと思います。
体重配分は、左足体重で。私の場合は、左足8対右足2と、かなり強めの左足体重で構えます(写真①)。
写真①
ボールは左カカト線上よりやや内側にセット。そしてフェースを開きます。アマチュアゴルファーの中には、グリップしたあとフェースを開いている人が多いようですが、それだと開いた意味がなく、ただボールが右に飛んでしまうだけになります。必ず、フェースを開いてからグリップするようにしてください。
スイングで意識して欲しいのは、身体が起き上がらないようにすることです。前傾姿勢を保ったままスクラブを振るようにしましょう。
また、距離が短いバンカーショットでは、砂を取る量を多めにして、砂ごと運ぶイメージで打つことが大事です(同②③)。そうすれば、スピンもきれいに掛かり、グリーンにオンしてからも止まりやすくなります。
同②③
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
後藤未有(ごとう・みう)
2000年9月29日、福岡県生まれ。4歳からゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。18年の日本女子オープンでは8位タイに入り、ローアマチュアに輝く。20-21シーズンはTP単年登録でレギュラーツアー10数に試合。21年プロテスト合格。同年、ステップアップツアーの「かねひで美やらびオープン」でプロ初優勝を飾る。22年から2年連続でシード獲得。24年には初優勝が期待される若手の1人。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/3/15 発売号より転載)
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