国内女子ツアー、リゾートトラストレディス（長野県、グランディ軽井沢ゴルフクラブ）は4日、第2ラウンドの競技を終了。ツアー未勝利で初日19位タイの大城さつきが1イーグル、6バーディの猛チャージを披露し、通算9アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。2打差の単独2位には同じく前日19位タイの大谷奈千代がつけ、さらに1打差の3位タイに横峯さくら、諸見里しのぶら4人が続いている。

　この日、出だし3ホールで2つバーディを奪い快調な滑り出しを見せた大城は、前半を3アンダーで終えると、11番パー5でイーグルを奪取。さらに12番から3連続バーディを奪って後半だけで5つスコアを伸ばす会心のゴルフを見せた。結局ノーボギーでホールアウトした大城は、この日のベストスコア『64』を叩き出し、一気にリーダーボードを駆け上がった。

　またツアー未勝利の26歳・大谷は、前半こそ1つしかスコアを伸ばせなかったが、後半に入るとバーディラッシュ。10番、12番をバーディとすると、14番でボギーを叩いたものの、上がり4ホールは全てバーディを奪う猛攻で6アンダー66をマーク。通算7アンダーとして単独2位につけた。

　今季5週連続でトップ10入りを果たすなど好調を維持している横峯は前半、7番までスコアカード通りのゴルフで我慢の展開となるが、8番でこの日初めてのバーディを奪取。後半には3つスコアを伸ばして、結局ノーボギーの4アンダー68でホールアウト。通算6アンダー3位タイで最終日を迎える。

　その他、初日首位タイの笠りつ子は上位陣がスコアを伸ばす中、イーブンパー72でプレーし通算4アンダー10位タイに後退。笠と並んで首位タイ発進の川原由維は5オーバー77と大崩れし、通算1オーバー42位タイでなんとか予選通過した。また前日3位タイの有村智恵は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず通算3アンダー12位タイ、同じく3位タイ発進の金田久美子と古閑美保は2つスコアを落とし通算1アンダー23位タイで予選ラウンドを終えている。

　なお、ディフェンディング・チャンピオンの甲田良美は通算8オーバー、地元・佐久長聖中に通うアマチュアの高橋恵（14歳）も通算9オーバーまでスコアを落とし予選落ちとなった。