吹き付ける海風とクセの強い高麗グリーンを相手に、女たちの戦いが繰り広げられる。

　25日開幕の国内女子ツアー、フジサンケイレディスクラシックは、かつて数多くのプロが育ち、長年男子ツアーの大会も行われていた川奈ホテルGC富士C（静岡県）がその舞台。まだ東北福祉大の学生だった昨季大会で優勝し、その後ワールドカップ女子ゴルフでも3位タイと経験を積んで連覇を狙う佐伯三貴を筆頭に、エンジンの掛かりだした選手たちがしのぎを削る。

　海からの風がまともに吹き付けるコースだけに、コンディションの的確な読み、コースマネージメント、さらに高麗グリーンでのタッチと勝負のカギを握る要素は数え上げればきりがない。今季好調の続く古閑美保、諸見里しのぶ、横峯さくら、一昨年の賞金女王、大山志保らいずれも今季初優勝の欲しい面々が難コース川奈で激突する。