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宮里聖志、左足体重で構えればダフりにくい ハンドファーストを心がけよう

2022年11月17日(木)午前10:49

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 プロのトーナメントなどで、練習場を覗いたことがある人はご存じだと思いますが、ツアープロたちはラウンド前、かなり念入りに構えのチェックを行っています。

 構えに気を遣うのは、この時点で間違ってしまうと、そのあとどんなに良いスイングをしても自分のイメージ通りの球は打てないし、大きなミスに繋がることもあるからです。

 その構えに関して、アマチュアゴルファーを見ていて気になるのが、左右の体重配分と手元の位置です。

 具体的にいうと、プロや上級者は、基本的に左右5対5か、少し左足に体重を乗せ、ハンドファーストで構えていますが(写真①)、多くのアマチュアゴルファーは、構えたときに右足体重になっていて(同②)、手元もハンドレイト気味(同③)になっている人が多いようです。

写真①
写真②
写真③

 おそらく、多くの人はこの形を意識しているのではなく、知らないうちにこうなってしまっているのだと思いますが、これはけっこう大きな問題です。

 というのも、最初から右足体重で手元が右にあると、切り返し以降、体重を左に乗せることができなくなり、すくうような打ち方になってしまい、ボールに力が伝わらないだけでなく、ダフリも出やすくなってしまうからです。

 これを防ぐためにも、左6対右4になるくらい、左足に多めに体重を乗せて、手元もハンドファーストになるように構えましょう。構えた時点で左足体重になっていれば、テークバックで多少多めに右サイドに体重移動をしたとしても、右に体重が残るのを防ぐことができます。

 なお、アマチュアゴルファーの中には、ボールを上げたいのでついつい右足体重になるという人がいますが、その場合は、体重を右にするのではなく、右肩を下げて、軸を右に傾ければ、球は上がりやすくなります。

 あくまで構えた時点では、体重は左足寄りが鉄則です。

(協力:千葉県木更津市・PGMマリアゴルフリンクス)

宮里聖志(みやざと・きよし)
1997年2月28日、沖縄県生まれ。近畿大学を経て、1999年プロ入り。ジュニア時代から大活躍していた弟・優作、妹・藍さんに比べて出遅れていた感はあったが2004年末、主催者推薦で出場した「アジア・ジャパン沖縄オープン」で8打差18位から64をマークして奇跡的な逆転。ラウンドレポーターを務めていた藍さんを含め家族全員の前で初優勝を飾った。現在はツアー出場のかたわら、持ち前の明るいキャラクターを生かし、レッスン番組でも活躍中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/11/11 発売号より転載)
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