28日、PGAツアー（米男子ツアー）とDPワールドツアー（欧州男子ツアー）が既存の提携関係を大幅に強化することを発表した。

　両ツアーは新たに2035年まで13年間の共同運営パートナーシップを締結。PGAツアーは制作会社「欧州ツアープロダクション」への出資比率を15％から40％に引き上げ、DPワールドツアーは今後5年間の賞金増額を会員に保証する。また、2023年シーズンからDPワールドツアーのポイントランキング上位10名（有資格者を除く）には、翌シーズンのPGAツアーカードが付与される。

　PGAツアーのジェイ・モナハン・コミッショナーは「ヨーロピアンツアーグループとの戦略的パートナーシップは、双方にとって強力な提携であることは当初から明らかだった。このパートナーシップ強化拡大の発表を大変嬉しく思う」とコメント。DPワールドツアーのキース・ペリー最高経営責任者も「我々の選手、ツアー、ファン、そしてゴルフというスポーツ全般にとって、正しいものであると強く信じている」と語っている。

（写真：Getty Images）