現役引退の日が刻一刻と近づいているアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が、優勝争いにしっかりとしがみついている。

　現地時間14日、メキシコのグアダラハラCCで行われた米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待は、第2ラウンドの競技を終了した。首位タイでスタートしたアニカは14番までに3つのバーディを奪ったが、上がり4ホールで3ボギーと乱調。周囲がスコアを伸ばす中、通算4アンダーと足踏み状態で単独トップのアンジェラ・スタンフォード（米）に6打差の5位タイへ後退した。それでもまだ36ホール残っており、「ファンの前で逆転を」という意気込みは消えていない。

　一方、自らの名前がついた大会で出遅れた女王ロレーナ・オチョア（メキシコ）は、この日3つバーディを奪いながら上がり2ホールで連続ボギー。通算イーブンパーで、23位タイと優勝争いから一歩遠のいた。

「昨日よりは良かったけれど、上がりホールで2つのボギー。（スイングの）リズムが少し悪くなっています。ショットのコントロールが良くないのは、多分そのせいでしょう。明日はもっと（スコアを）伸ばせることを願っています」と世界ランクNo.1としてのプライドにかけて、決勝ラウンドに臨む。

　上位は、6アンダー66の好スコアをマークしたスタンフォードが、通算10アンダーで単独首位、2打差の2位にマクドナルドLPGA選手権優勝のヤニ・ツェン（台）。さらに2打遅れてミーナ・リー（韓）が続いている。なお、日本人選手は出場していない。