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パッティングも手打ちは禁物!高橋彩華

2022年3月17日(木)午後3:21

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 スイングで一番大事にしているのは、手打ちにならないこと。ボールを目の前にするとどうしても手を使いたくなるものですが、手で打ちにいくとスイングが不安定になります。だから、常に下半身リードで、体全体を使って打つように心掛けています。
 

 パッティングのストロークにおいても同じことがいえます。パッティングは下半身を使いませんが、手で操作しようとすると起動が乱れやすい。それを防ぐためにも上半身全体で打つようにしています。
 

 このことは、ラウンド前のパッティンググリーンでもしっかり意識するようにしています。セットしたあと“体全体で打つ”ことを確認しておけば、ラウンドのときも手で合せようとする動きがなくなるし、「これはどうしても入れたい」というしびれるようなパッティングでも、成功する確率が高くなります。
 

 ラウンド前の練習でいえば、私の場合は普段のルーティンとして、最初に左手の片手打ち(写真①~③)をやるようにしています。

写真①~③
 

 これをやるのは、左手の動きがどうのこうのというよりも、腕と体が一体になったバランスのいいストロークができているかどうかをチェックするためです。そして動きがスムーズになっていることを確認してから右手を添えて、通常のストロークでボールを転がすようにしています。
 

 ストロークの仕方に関しては、それぞれにやり方があると思うし、「こうしなければいけない」というものもないと思います。ただ、手を使う動きだと、毎回、微妙に動きが違ってくるし、先ほどもいったように、プレシャーが掛かる場面で狂いやすくなります。
 

 もし、パッティングがなかなか安定しないというのであれば、一度上半身を使ったストロークを試してみてください。確実にパターの動きが安定すると思いますよ。
 

高橋彩華(たかはし・さやか)
1998年7月24日、新潟生まれ。2016年「日本女子アマチュア選手権」で優勝。2018年、2度目の挑戦でプロテストに合格(90期生)。QTランキング28位で迎えた2019年は、6月の「ニチレイレディス」で2位になり、賞金ランク19位で自身初のシード入りを果たした。2020-21年シーズンも優勝には届かなかったが賞金ランク11位で2年連続シード権を獲得。今季初優勝を狙う。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/3/10 発売号より転載)
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