レッスン
矢野東が考える飛距離アップにつながる切り返しのタイミングとは
2021年12月2日(木)午後0:15
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ゴルフスイングは下半身を主導でやるのが正しいといわれますが、アマチュアゴルファーの中には、そのタイミングがつかめないという人も多いのではないでしょうか。
実際、このタイミングは習得するのは非常に難しいわけですが、結論からいうと、テークバックでクラブが地面と平行(写真①)か、遅くとも両手が地面と平行になったときには切り返しが始まっていなければいけません。
そういうと、ほとんどのゴルファーは、「そんなに早く?」と思われるかもしれませんが、クラブが地面と平行になった時点で切り返しをスタートさせることで、クラブが上がっていく力と下半身が左に行こうとする力が引っ張り合って、大きなエネルギーが生まれます。そしてこれが飛びのパワーになるわけです。
一方、多くのアマチュアゴルファーがやっているように、クラブをトップまで上げてから左への体重移動を開始しても、左に向かうだけの力しか出ないので大きなエネルギーは発生しません。
このように切り返しのタイミングの遅さが、飛距離ロスを生んでいるということ。そうならないためにも、早めの切り返しを意識しましょう。
練習方法としては、クラブが地面と平行になった時点で左足を踏み込んで打つドリルがオススメ。左足を踏み込んでも、クラブは惰性で上がっていき、頂点に達した時点で左方向に動いている下半身に引っ張られ、弾かれたバネのようにスピードを上げながら下りてきます(同②)。
実際のスイングでは、左足を踏み込むと打点がバラついてしまうので、左ヒザを柔らかく使うことが重要になってきますが、この動きが身に付けば飛びの下半身主導スイングになることは間違いありません。
飛距離アップを目指すなら、ぜひ本当の意味での下半身リードをマスターしてください。
矢野東(やの・あずま)
1977年7月6日群馬生まれ。日大3、4年時に多くのタイトルを獲得。2002年に初シードをつかみ、05年に初優勝。08年には10試合連続トップ10入り。この年2勝を挙げて獲得賞金が1億円を突破し賞金ランクも2位と躍進した。その後はケガに悩まされトーナメントからは遠ざかっていたが、20年のQTで1位通過。Sansan KBCオーガスタで4位タイに入るなど見事に復活を遂げた。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/11/26 発売号より転載)
実際、このタイミングは習得するのは非常に難しいわけですが、結論からいうと、テークバックでクラブが地面と平行(写真①)か、遅くとも両手が地面と平行になったときには切り返しが始まっていなければいけません。
写真①
そういうと、ほとんどのゴルファーは、「そんなに早く?」と思われるかもしれませんが、クラブが地面と平行になった時点で切り返しをスタートさせることで、クラブが上がっていく力と下半身が左に行こうとする力が引っ張り合って、大きなエネルギーが生まれます。そしてこれが飛びのパワーになるわけです。
一方、多くのアマチュアゴルファーがやっているように、クラブをトップまで上げてから左への体重移動を開始しても、左に向かうだけの力しか出ないので大きなエネルギーは発生しません。
このように切り返しのタイミングの遅さが、飛距離ロスを生んでいるということ。そうならないためにも、早めの切り返しを意識しましょう。
練習方法としては、クラブが地面と平行になった時点で左足を踏み込んで打つドリルがオススメ。左足を踏み込んでも、クラブは惰性で上がっていき、頂点に達した時点で左方向に動いている下半身に引っ張られ、弾かれたバネのようにスピードを上げながら下りてきます(同②)。
写真②
実際のスイングでは、左足を踏み込むと打点がバラついてしまうので、左ヒザを柔らかく使うことが重要になってきますが、この動きが身に付けば飛びの下半身主導スイングになることは間違いありません。
飛距離アップを目指すなら、ぜひ本当の意味での下半身リードをマスターしてください。
矢野東(やの・あずま)
1977年7月6日群馬生まれ。日大3、4年時に多くのタイトルを獲得。2002年に初シードをつかみ、05年に初優勝。08年には10試合連続トップ10入り。この年2勝を挙げて獲得賞金が1億円を突破し賞金ランクも2位と躍進した。その後はケガに悩まされトーナメントからは遠ざかっていたが、20年のQTで1位通過。Sansan KBCオーガスタで4位タイに入るなど見事に復活を遂げた。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/11/26 発売号より転載)
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