アマチュア競技・イベント
優勝すればメジャー大会とオーガスタ招待を獲得!全米女子アマチュアゴルフ選手権がいよいよ開幕
2020年8月4日(火)午後1:33
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女子アマチュアゴルフのナンバーワンを決める「全米女子アマチュアゴルフ選手権」がいよいよ3日からスタートします。今年の会場は米国東部メリーランド州にあるウッドモントCC(北コース)、6561ヤード/パー72という設定。アメリカ合衆国の首都ワシントンDCのすぐ北、ホワイトハウスからは30キロという都会にある名門プライベートコースが舞台です。
通常は全世界から1400人を超える女子ゴルファーがエントリーして、全米各地25会場の予選会が実施されて本戦に出場する156人が決まるのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で地区予選会は中止。前年度大会でマッチプレー2回戦に進んだ選手や、世界アマチュアランキング(WAGR)上位者など18のカテゴリー枠で出場する132名の選手が決定されていました。
日本から出場する選手は2人。谷田侑里香さんと田所星良さんは、米大学に留学する大学ゴルフ部選手です。
◆谷田侑里香(写真左)
ミシガン州立大学4年
神奈川県出身
全米女子アマ選手権参戦 2度目(2019年はマッチプレーに進出、1回戦敗退)
世界アマランク 221位(キャリアベスト162位)
◆田所星良(写真右)
カンザス大学4年
大阪府出身
全米女子アマ選手権参戦 2度目(2018年はストロークプレー予選落ち)
世界アマランク 355位(キャリアベスト 261位)
全米女子アチュアゴルフ選手権は、今年が第120回目と歴史を誇る伝統の大会。女子ゴルフの世界で一番賞金が高いメジャー大会「全米女子オープンゴルフ選手権」は今年でまだ75回目ですから、その歴史の重みを感じていただけるでしょう。
過去の日本人選手の好成績は、1985年に服部道子さんが17歳の時に全米女子アマで優勝しています。その時は、ストロークプレーメダリストから第1シードで、マッチプレーでも6連勝するという完全優勝で栄冠を掲げています。ストロークプレーメダリストでは、服部さん(1985年、1986年、1987年)の他に松原由美さん(当時14歳)が2013年サウスカロライナ州チャールストンで135ストロークで第1シードを獲得していました(マッチは2回戦敗退)。
近年では、現在ロレックスランキング(世界女子ゴルフランキング)5位の畑岡奈紗さんが2016年大会でベスト8。今シーズンJLPGAツアーでルーキーの笹生優花さんが2016年大会で準決勝に進出、2018年は3回戦進出。米女子ツアー2年目の山口すず夏さんは2回戦に進んでいました。
全米ゴルフ協会(USGA)は、通常全米オープン、全米女子オープンなどプロ競技2試合とアマチュア競技12大会を運営しますが、今年は新型コロナウィルスの影響でアマチュア10競技が中止となってしました。全米オープンは6月から9月に延期、全米女子オープンは6月から12月に延期となる中で、この全米女子アマが一番最初の運営競技になっています。
ギャラリーは入場できず、選手と帯同キャディー、家族は上限2名までと会場入りは制限されています。出場するには会場に来る10日前以内に検査を受けた陰性結果が必要で、競技直前にもクラブハウスで全員が検査を受け、宿泊ホテルも指定された場所のみというように徹底したプロトコルが実施されています(出場132名は全員陰性結果)。
大会形式は36ホールのストロークプレーでマッチプレー64名が決定し、マッチプレーで6連勝した選手が優勝となります。 決勝戦まで進むと計9ラウンドするという長丁場競技になります。優勝者は12月開催の全米女子オープンや来年4月のオーガスタ
ナショナル女子アマチュア選手権の出場権を得ます。
世界各地22ヶ国から集まった132名の戦いは現地3日からスタート。ノックアウト方式のマッチプレーの熱い戦いは、CS放送ゴルフネットワークで放送します。私も谷田選手のキャディー兼現地レポーターとして情報発信いたしますのでご注目下さい!
◆文・写真:アンディ和田(在米ゴルフアナリスト)
通常は全世界から1400人を超える女子ゴルファーがエントリーして、全米各地25会場の予選会が実施されて本戦に出場する156人が決まるのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で地区予選会は中止。前年度大会でマッチプレー2回戦に進んだ選手や、世界アマチュアランキング(WAGR)上位者など18のカテゴリー枠で出場する132名の選手が決定されていました。
日本から出場する選手は2人。谷田侑里香さんと田所星良さんは、米大学に留学する大学ゴルフ部選手です。
◆谷田侑里香(写真左)
ミシガン州立大学4年
神奈川県出身
全米女子アマ選手権参戦 2度目(2019年はマッチプレーに進出、1回戦敗退)
世界アマランク 221位(キャリアベスト162位)
◆田所星良(写真右)
カンザス大学4年
大阪府出身
全米女子アマ選手権参戦 2度目(2018年はストロークプレー予選落ち)
世界アマランク 355位(キャリアベスト 261位)
全米女子アチュアゴルフ選手権は、今年が第120回目と歴史を誇る伝統の大会。女子ゴルフの世界で一番賞金が高いメジャー大会「全米女子オープンゴルフ選手権」は今年でまだ75回目ですから、その歴史の重みを感じていただけるでしょう。
過去の日本人選手の好成績は、1985年に服部道子さんが17歳の時に全米女子アマで優勝しています。その時は、ストロークプレーメダリストから第1シードで、マッチプレーでも6連勝するという完全優勝で栄冠を掲げています。ストロークプレーメダリストでは、服部さん(1985年、1986年、1987年)の他に松原由美さん(当時14歳)が2013年サウスカロライナ州チャールストンで135ストロークで第1シードを獲得していました(マッチは2回戦敗退)。
近年では、現在ロレックスランキング(世界女子ゴルフランキング)5位の畑岡奈紗さんが2016年大会でベスト8。今シーズンJLPGAツアーでルーキーの笹生優花さんが2016年大会で準決勝に進出、2018年は3回戦進出。米女子ツアー2年目の山口すず夏さんは2回戦に進んでいました。
全米ゴルフ協会(USGA)は、通常全米オープン、全米女子オープンなどプロ競技2試合とアマチュア競技12大会を運営しますが、今年は新型コロナウィルスの影響でアマチュア10競技が中止となってしました。全米オープンは6月から9月に延期、全米女子オープンは6月から12月に延期となる中で、この全米女子アマが一番最初の運営競技になっています。
ギャラリーは入場できず、選手と帯同キャディー、家族は上限2名までと会場入りは制限されています。出場するには会場に来る10日前以内に検査を受けた陰性結果が必要で、競技直前にもクラブハウスで全員が検査を受け、宿泊ホテルも指定された場所のみというように徹底したプロトコルが実施されています(出場132名は全員陰性結果)。
大会形式は36ホールのストロークプレーでマッチプレー64名が決定し、マッチプレーで6連勝した選手が優勝となります。 決勝戦まで進むと計9ラウンドするという長丁場競技になります。優勝者は12月開催の全米女子オープンや来年4月のオーガスタ
ナショナル女子アマチュア選手権の出場権を得ます。
世界各地22ヶ国から集まった132名の戦いは現地3日からスタート。ノックアウト方式のマッチプレーの熱い戦いは、CS放送ゴルフネットワークで放送します。私も谷田選手のキャディー兼現地レポーターとして情報発信いたしますのでご注目下さい!
◆文・写真:アンディ和田(在米ゴルフアナリスト)
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