海外女子
L.オチョア、メジャー連続V! さくら19位タイ
2008年4月7日(月)午前11:55
優勝者のみに許される18番の池へのダイビング。女王ロレーナ・オチョア(メキシコ)は両親、妹と走り、思い切りよく飛び込んだ。それだけではない。マネジャーを務める兄やコーチ、キャディ、さらには友人も含めると20人あまりが次々と祝福ダイブ。いまだかつてないほど、ミッション・ヒルズCCの池は人であふれ、笑顔に包まれた。
米女子ツアー、今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権最終ラウンド(現地時間6日、カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ、ミッション・ヒルズCC)は、2位に1打差の通算6アンダー単独首位でスタートしたオチョアが、1番で3メートルのパットを決めてバーディ。前日までなかなか入らなかった距離を、気持ち良いほど次から次へとカップに放り込んでいく。
8番、9番でもバーディを奪うと、10番では12メートルのロングパットを沈めて3連続バーディ。過去の大会の最終日に悪い記憶がひそむ終盤に入っても、16番でバンカーからパーセーブするなど成長した姿を披露した。
風の強い最終ラウンドに、出場選手中唯一ノーボギーの5アンダー67でプレーし通算11アンダー。2位タイのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)に5打差をつける圧勝で、昨季の全英女子オープンに続くメジャー連勝を飾った。
全英女子オープンまでは、勝星が増えてもなかなかメジャーに勝てないことで苦しんだオチョア。中でもこの大会は、毎年優勝争いをしながら涙を呑んでいただけに、喜びもひとしおだ。
さらに、2位タイに入ったアニカ、ピーターセンの実力者達に大きな差をつけたことで、現在の女王としての貫禄も見せた。ツアー通算勝利数もこれで『20』となり、女タイガーと呼ばれるオチョアの時代は当分の間続きそうだ。
その他、2位で最終日を出た韓煕円(韓)はスコアを2つ落として通算3アンダー6位タイ、06年大会覇者のカリー・ウェブ(豪)は通算1オーバー13位タイ。昨季大会で史上最年少メジャーVを達成したモーガン・プレセル(米)は、通算7オーバー38位タイに終わった。
日本勢は強風の中、2アンダー70でホールアウトした横峯さくらが通算3オーバー19位タイで最上位。ギリギリの予選通過からカムバックして、09年大会の出場権を手にし「納得のプレー。勉強になりました」と前向きな言葉を口にした。
また、第1ラウンドで2位タイと好発進した宮里藍は、この日3オーバー75で通算6オーバー。大山志保らと並び31位タイで4日間の競技を終了した。それでも「難しいこのコースで、今までにない感触が得られました。この先、体に気をつけて頑張ればやれる自信になりました」と、白い歯を見せた。
一方、ツアールーキーの上田桃子は通算9オーバー47位タイ。「来年への気持ちが強くなりました。でも、英語が話せないとプレーしていても楽しくないのでバランスよく成長したい。勝って日本に帰りたい。そのための材料は見つけたので、後は行動するだけ」と今後の課題について話した。
米女子ツアー、今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権最終ラウンド(現地時間6日、カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ、ミッション・ヒルズCC)は、2位に1打差の通算6アンダー単独首位でスタートしたオチョアが、1番で3メートルのパットを決めてバーディ。前日までなかなか入らなかった距離を、気持ち良いほど次から次へとカップに放り込んでいく。
8番、9番でもバーディを奪うと、10番では12メートルのロングパットを沈めて3連続バーディ。過去の大会の最終日に悪い記憶がひそむ終盤に入っても、16番でバンカーからパーセーブするなど成長した姿を披露した。
風の強い最終ラウンドに、出場選手中唯一ノーボギーの5アンダー67でプレーし通算11アンダー。2位タイのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)に5打差をつける圧勝で、昨季の全英女子オープンに続くメジャー連勝を飾った。
全英女子オープンまでは、勝星が増えてもなかなかメジャーに勝てないことで苦しんだオチョア。中でもこの大会は、毎年優勝争いをしながら涙を呑んでいただけに、喜びもひとしおだ。
さらに、2位タイに入ったアニカ、ピーターセンの実力者達に大きな差をつけたことで、現在の女王としての貫禄も見せた。ツアー通算勝利数もこれで『20』となり、女タイガーと呼ばれるオチョアの時代は当分の間続きそうだ。
その他、2位で最終日を出た韓煕円(韓)はスコアを2つ落として通算3アンダー6位タイ、06年大会覇者のカリー・ウェブ(豪)は通算1オーバー13位タイ。昨季大会で史上最年少メジャーVを達成したモーガン・プレセル(米)は、通算7オーバー38位タイに終わった。
日本勢は強風の中、2アンダー70でホールアウトした横峯さくらが通算3オーバー19位タイで最上位。ギリギリの予選通過からカムバックして、09年大会の出場権を手にし「納得のプレー。勉強になりました」と前向きな言葉を口にした。
また、第1ラウンドで2位タイと好発進した宮里藍は、この日3オーバー75で通算6オーバー。大山志保らと並び31位タイで4日間の競技を終了した。それでも「難しいこのコースで、今までにない感触が得られました。この先、体に気をつけて頑張ればやれる自信になりました」と、白い歯を見せた。
一方、ツアールーキーの上田桃子は通算9オーバー47位タイ。「来年への気持ちが強くなりました。でも、英語が話せないとプレーしていても楽しくないのでバランスよく成長したい。勝って日本に帰りたい。そのための材料は見つけたので、後は行動するだけ」と今後の課題について話した。