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林菜乃子が実践する“チームセリザワ流3番ウッドドリル”でスイング軌道を安定させよう

2019年9月26日(木)午前11:26

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 ドライバーショットでミスをしたとき、「体が前に突っ込んでいる」(写真①)とか、逆に「重心が後ろに残ってしまい、インパクトでフェースが開いてしまっている」(②)という指摘を受けたことがある人も多いのではないでしょうか?

写真①
 
写真②

 実際、私も調子が悪くなるとこのようなスイングになってしまい、飛距離が落ちたり、ボールに余計な回転が掛かりすぎて左右に曲がってしまうことがあります。

 このようなミスをなくすためにいつもやっているのが、ティーアップしたボールを3番ウッド(3W)で打つ練習法です(③、④)。

写真③

写真④

 この練習で、あえてボールをティーアップするのは、地面に置いたボールを打つよりもクラブの入り方がよく分かるからです。

 ティーアップの高さは、ドライバーのときと同じ(つまり、3Wにしてはかなり高めということになります)。そして、低いライナー性の弾道になるようにこのボールを打ちます。
 
 打ったボールが低いライナーで飛んでいき、しかもフックやスライスになっていなかったらクラブがレベルに入っている証拠。逆に、ティーを打ってしまったり、ボールが高く上がってしまったときは、体が突っ込んだり、あおったりしていることが考えられるので、スイングを調整します。球筋を見ただけで、自分の問題点がひと目で分かるのもこのドリルの利点です。

 調整ポイントとして意識するのは、トップからの切り返しでしっかり左脇を閉めることと、手打ちにならないように腰を回すこと。また、頭の位置を変えずにクラブを振ることも意識するようにしています。

 この練習は、チームセリザワの合宿ではマストのメニューで、私の場合は、試合の日の練習でも必ずやっています。

 アマチュアゴルファーの中にもドライバーショットが不安という人が多いと思うので、ラウンド前の練習ではドライバーをバンバン打つのではなく、まずこれをやってみてはいかがでしょうか。確実に、スイング軌道が安定すると思います。

林菜乃子(はやし・なのこ)
1997年5月17日、神奈川県生まれ。ジュニアの頃から活躍し、2016年ファイナルQTに進出。TPD単年登録で2017年からレギュラーツアーに参戦。2018年、TEAM SERIZAWAのメンバーになり、同年、プロテストに合格。昨年はステップアップツアーを主戦場とし、最終戦の京都レディースオープンでツアー初優勝を遂げる。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/9/20 発売号より転載)
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