国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは16日、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。この日ノーボギーの6アンダー66をマークした豊永志帆が単独首位に立つ中、ディフェンディング・チャンピオンの吉田弓美子は3バーディ、1ボギーの2アンダー70のラウンドで21位タイ発進となった。

　アウトスタートの吉田は2番でバーディを先行させると3番でもバーディ。7番でもスコアをひとつ伸ばし3アンダーで前半を折り返す。後半もこのままの勢いでバーディと量産いきたかった吉田だが10番以降は急ブレーキ。14番でボギーを叩いて首位と4打差の21位タイで初日を終えた。吉田にとって今大会は昨季ツアー初優勝を飾った思い出深き大会。今季はその明るい性格をみこまれてミーティング委員長に選ばれたが、その重責をものともせず6月のニチレイレディスで2勝目をマークすると、先月のサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントで3勝目を挙げ、一躍ツアーの顔となった。果たして飛躍を遂げた大会で連覇となるだろうか。

　また、吉田と同じ2アンダー21位タイグループには森田理香子、比嘉真美子、堀奈津佳、申智愛（韓）ら実力者が並ぶ形となった。特に森田は今月初旬に行われた全英リコー女子オープン3日目に『86』の大叩きを演じ、師匠の岡本綾子がかつて優勝した大会で単独65位と下位に終わった。続いて出場した国内ツアーのｍｅｉｊｉ カップではまさかの予選落ち。全英ショックが心配されたが、今日の結果を見る限りもう心配はいらないようだ。

　その他上位陣では、5アンダー67の2位タイに2番でルーキーの渡邉彩香、リ・エスド（韓）ら、1打遅れて6位タイに野村敏京、フォン・シャンシャン（中）、O.サタヤ（タイ）らがつけている。ホステスプロの原江里菜は3アンダー69のラウンドで不動裕理、三塚優子らと並ぶ10位タイ。一方で、現在連続予選突破記録を更新中の横峯さくらは、上がり2ホールで連続ボギーを叩き、1オーバー73の66位タイと低調なスタートとなった。