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球界屈指の名捕手が語るPGAツアーの楽しみ方とは?谷繁元信さんインタビュー
2019年6月4日(火)午後5:00
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CS放送「ゴルフネットワーク」で放送中の番組「みんなのPGAツアー」で、有名人がPGAツアーへの熱い想いを語る「わたしとPGAツアー」。6月放送回では、元プロ野球選手の谷繁元信さんが登場。
リーグ優勝5回、通算2000本安打を達成するなど、球界を代表する名キャッチャーの谷繁さんは、ゴルフ歴30年、ベストスコアは69、今では年間100ラウンドプレーするという球界きってのゴルフ好き。そんな谷繁さんに、プロキャディの杉澤伸章さんがインタビューを行いました。
杉澤 PGAツアーをご覧になったことは?
谷繁 もちろんありますよ。PGAツアーは・・・、もう凄い!その一言に尽きる。今年の頭には、ソニーオープン(・インハワイ)を見に行きました。
杉澤 現場に行かれてたんですか!どうでした?
谷繁 まず松山選手に付いていく前に、ジャスティン・トーマス選手を見たので、こうやって(携帯で動画をとるポーズをしながら)撮りました。
杉澤 少年の目をしてますね(笑)。トーマス選手は谷繁さんよりだいぶ年下ですけど。
谷繁 近くで撮っていたら「あれ、テレビで観るより小っちゃいぞ」と思いましたけど、ティーに立ったらアイアンを持って、それでちょっとスタンスを狭めにして、スティンガーみたいな低い球でパチーンと打ったんですよ。プロゴルファーを見ていつも感じるのは、肩甲骨が柔らかいですよね。僕ら(野球選手)はやっぱりちょっと固いんですよね。肩甲骨の可動域が狭いというか。
杉澤 なるほど。
谷繁 その2組あとぐらいに松山選手が回っていたんで、ちょっと待ってたら松山選手が来て。スイングの速さに(動画を)撮りながら「スゲー!」って(笑)
杉澤 心からの「スゲー」が出ましたね。
谷繁 本当にスイングが速いですよね。あと、僕は派手めよりも少し渋めのゴルファーが好きなんですよ。
杉澤 例えば誰ですか?
谷繁 マウイ(セントリー・トーナメントオブチャンピオンズ)で勝った、キャロウェイを使ってる、えーと、(ザンダー・)ショフレ。
杉澤 渋いですね。
谷繁 ああいう派手さは無いんだけど、渋めの選手が好きなんですよね。
杉澤 その渋めの選手が好きな理由はあるんですか?
谷繁 僕がどちらかというとそういうタイプの野球選手だったので。しぶとさがあるゴルファーが良いですね。(中継を見ていると)スロー再生とかあるじゃないですか。そういうのを見て、どういうふうに下半身が使われているのか、肘がどこに振れているのかを見て研究してますよ。
杉澤 ほかに、こういう所を見たら面白いよっていう所はありますか?
谷繁 「飛ばした!」とか「バーディー獲った!」とかではなく、外した時の表情を見るとか、その次にどういうふうに切り替えて打ってくるのかなとか、そういうところを見ると面白いんじゃないかなと思います。僕が見ていて、切り替えが遅いなと思うのはデシャンボー選手とか。
杉澤 ちょっと引きずっているみたいな(笑)。
谷繁 ゴルフネットワークを見ていると、ツアーの試合以外にプロ同士のマッチプレー番組がありますよね。あれはプロ同士だから見ていても「上手いなー」という当たり前の感覚じゃないですか。そういうのじゃなくて、例えば僕とか元プロ野球選手のマッチプレーとか、そういうのはどうですか?
杉澤 それは良いと思いますよ!
谷繁 その時にひとつお願いがあるんですけど、杉澤さんにキャディーをして貰いたいです(笑)。
杉澤 いやもう是非!嬉しいですよ。
谷繁 やった!
杉澤 もし対決するとしたら、この人と対決したいとかありますか?
谷繁 具体的に名前を挙げると中村紀洋とか、僕より全然上手なんですよ。ノリは僕より1つか2つ下なんですよ。あとは、立浪(和義)さんとか、今はもう(監督として)ユニホーム着ちゃいましたけど、原(辰徳)さんとかね。僕より上手な人とやりたいです。
杉澤 なるほど。
谷繁 やっぱり自分のレベルを上げるなら、強い人とやらないと。野球でもそうですけど、強いチームに負けて、その悔しさから何とか「次はやっつけてやろう」と思って僕らも練習してきましたから。
杉澤 では、今から練習行きましょう。
谷繁 そうだよね(笑)。どれくらい打てるかとか、アイアンの癖がどうなのかとか見てもらわないとね。あと、今、自分の中で苦手なものがひとつあって。30ヤード以内のアプローチ、あれ一番難しくないですか?カッコつけて「スピン掛けたいな」とかやろうとすると、ザクっとなって(ダフって)、あれをやった瞬間にはガクンと来るんですよね。
杉澤 なるほど、ではあとで教えます。練習に行きましょう(笑)。
リーグ優勝5回、通算2000本安打を達成するなど、球界を代表する名キャッチャーの谷繁さんは、ゴルフ歴30年、ベストスコアは69、今では年間100ラウンドプレーするという球界きってのゴルフ好き。そんな谷繁さんに、プロキャディの杉澤伸章さんがインタビューを行いました。
好みは自分と同じ「渋め」の選手・楽しみ方は捕手ならでは?「表情」に注目
杉澤 PGAツアーをご覧になったことは?
谷繁 もちろんありますよ。PGAツアーは・・・、もう凄い!その一言に尽きる。今年の頭には、ソニーオープン(・インハワイ)を見に行きました。
杉澤 現場に行かれてたんですか!どうでした?
谷繁 まず松山選手に付いていく前に、ジャスティン・トーマス選手を見たので、こうやって(携帯で動画をとるポーズをしながら)撮りました。
杉澤 少年の目をしてますね(笑)。トーマス選手は谷繁さんよりだいぶ年下ですけど。
谷繁 近くで撮っていたら「あれ、テレビで観るより小っちゃいぞ」と思いましたけど、ティーに立ったらアイアンを持って、それでちょっとスタンスを狭めにして、スティンガーみたいな低い球でパチーンと打ったんですよ。プロゴルファーを見ていつも感じるのは、肩甲骨が柔らかいですよね。僕ら(野球選手)はやっぱりちょっと固いんですよね。肩甲骨の可動域が狭いというか。
杉澤 なるほど。
谷繁 その2組あとぐらいに松山選手が回っていたんで、ちょっと待ってたら松山選手が来て。スイングの速さに(動画を)撮りながら「スゲー!」って(笑)
杉澤 心からの「スゲー」が出ましたね。
谷繁 本当にスイングが速いですよね。あと、僕は派手めよりも少し渋めのゴルファーが好きなんですよ。
杉澤 例えば誰ですか?
谷繁 マウイ(セントリー・トーナメントオブチャンピオンズ)で勝った、キャロウェイを使ってる、えーと、(ザンダー・)ショフレ。
杉澤 渋いですね。
谷繁 ああいう派手さは無いんだけど、渋めの選手が好きなんですよね。
杉澤 その渋めの選手が好きな理由はあるんですか?
谷繁 僕がどちらかというとそういうタイプの野球選手だったので。しぶとさがあるゴルファーが良いですね。(中継を見ていると)スロー再生とかあるじゃないですか。そういうのを見て、どういうふうに下半身が使われているのか、肘がどこに振れているのかを見て研究してますよ。
杉澤 ほかに、こういう所を見たら面白いよっていう所はありますか?
谷繁 「飛ばした!」とか「バーディー獲った!」とかではなく、外した時の表情を見るとか、その次にどういうふうに切り替えて打ってくるのかなとか、そういうところを見ると面白いんじゃないかなと思います。僕が見ていて、切り替えが遅いなと思うのはデシャンボー選手とか。
杉澤 ちょっと引きずっているみたいな(笑)。
谷繁さんから新番組企画を提案?!元プロ野球選手同士が・・・
谷繁 ゴルフネットワークを見ていると、ツアーの試合以外にプロ同士のマッチプレー番組がありますよね。あれはプロ同士だから見ていても「上手いなー」という当たり前の感覚じゃないですか。そういうのじゃなくて、例えば僕とか元プロ野球選手のマッチプレーとか、そういうのはどうですか?
杉澤 それは良いと思いますよ!
谷繁 その時にひとつお願いがあるんですけど、杉澤さんにキャディーをして貰いたいです(笑)。
杉澤 いやもう是非!嬉しいですよ。
谷繁 やった!
杉澤 もし対決するとしたら、この人と対決したいとかありますか?
谷繁 具体的に名前を挙げると中村紀洋とか、僕より全然上手なんですよ。ノリは僕より1つか2つ下なんですよ。あとは、立浪(和義)さんとか、今はもう(監督として)ユニホーム着ちゃいましたけど、原(辰徳)さんとかね。僕より上手な人とやりたいです。
杉澤 なるほど。
谷繁 やっぱり自分のレベルを上げるなら、強い人とやらないと。野球でもそうですけど、強いチームに負けて、その悔しさから何とか「次はやっつけてやろう」と思って僕らも練習してきましたから。
杉澤 では、今から練習行きましょう。
谷繁 そうだよね(笑)。どれくらい打てるかとか、アイアンの癖がどうなのかとか見てもらわないとね。あと、今、自分の中で苦手なものがひとつあって。30ヤード以内のアプローチ、あれ一番難しくないですか?カッコつけて「スピン掛けたいな」とかやろうとすると、ザクっとなって(ダフって)、あれをやった瞬間にはガクンと来るんですよね。
杉澤 なるほど、ではあとで教えます。練習に行きましょう(笑)。
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