マキロイはあと5勝で、ダスティン・ジョンソンはあと3年?PGAツアーの永久シード条件
2019年4月26日(金)午後8:30
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PGAツアーの永久シードの条件は通算20勝。しかし、ただ勝てばいいというわけではないのをご存知ですか?CS放送ゴルフネットワークの番組「みんなのPGAツアー 2019年4月号」に出演したプロキャディ・杉澤伸章さんが解説します。
勝利数だけではダメ・PGAツアー永久シード権獲得の条件とは
2月のWGC-メキシコチャンピオンシップでダスティン・ジョンソン選手が優勝したことで、20勝目、永久シード権を獲得したというニュースが出ました。
多くの人は、ジョンソン選手が永久シード権を獲ったというイメージがあるかしれませんが、PGAツアーでは20勝しただけでは「永久シード権獲得」というわけにはいかないのです。
永久シード権を獲るためには、まず20勝、そして合計15年間ツアーメンバーとして活動しなければいけません。また、その後も年間必ずPGAツアーに1試合出場する義務があります。そしてもうひとつ、ツアーレベルの実力を維持して、平均スコアより3打程度以上離されてはいけないということがカテゴリーになります。
実際に永久シード権を獲った人は過去に37人いますが、現役ツアーメンバーでは、タイガー・ウッズ選手、フィル・ミケルソン選手、ビジェイ・シン選手、デービス・ラブ選手の4人です。そして、ダスティン・ジョンソン選手があと3年プレーすると、5人目ということになります。
惜しいところにいるのは、アーニー・エルス選手が19勝で止まっています。また、ジム・フューリック選手は17勝まで来ていますし、若手でいうとローリー・マキロイ選手が15勝であと5勝です。今後が楽しみだなというところですね。