トラベラーズ選手権（現地時間24日／コネチカット州のTPCリバー・ハイランズ）最終日、ブライソン・デシャンボー（米）がコンパスを使用してヤーデージブックに記入している姿を現地のカメラがとらえた。

　アイアンの長さを統一にするなど独特の感覚を持つデシャンボーは、テキサス州の南メソジスト大学出身で物理学を専攻していた。2年前からコンパスを用いて、方法は分からないが、ピンまでの距離を計算をしている。「本当のピンポジを知りたい。毎回ちょっと違うから、完璧なピンポジを計算したい、それだけだよ」。

　PGAツアーオフィシャルは土曜日（23日）、デシャンボーにコンパスなどの”機器”を競技中に使用できるか検討するので、知っておいて欲しいと伝えたそうだ。

　それを受けデシャンボーは「（言われるのは）初めてのことじゃない」と述べ、「でもコンパスだよ。大昔から使われているし、船員だって使っている。パッティングの練習をしていて、いい感じの時に伝えてくるなんてちょっと面白いよね」とコメント。もし使用不可となっても、デシャンボーなら鉛筆2本で対応しそうだ。