海外男子
欧州参戦で得た確かな手ごたえ 2017年の谷原秀人
2017年12月17日(日)午前11:01
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2016年は国内ツアーで3勝を挙げ、賞金王争いを盛り上げた谷原秀人。2017年は欧州ツアーを中心に世界各地を転戦し、ハードな1年となった。
国内男子ツアーの開幕戦、SMBCシンガポールオープンで9位タイに入った谷原は3月のWGC-デルマッチプレーで大活躍を見せる。初日にジョーダン・スピース(米)を破る金星を挙げ、2勝1分けで予選グループを突破。その後も快進撃を続けた谷原はベスト4まで進出し、4位で大会を終えた。この結果、世界ランキングを48位とし、10年ぶり自身2度目となるマスターズ出場権を獲得した。
4月のチューリッヒクラシック オブ ニューオリンズでは松山英樹から指名を受け、東北福祉大学の先輩後輩コンビを結成すると、5月にイングランドで行われた欧州ツアーのBMW PGAチャンピオンシップでは3位タイの成績を残す。その翌週には日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills、さらに2週間後には全米オープンゴルフ選手権に参戦とハードなスケジュールをこなした。
その後も欧州ツアーを中心に出場。ドバイデューティーフリー アイリッシュオープン(北アイルランド)では10位タイ、ANAオープンゴルフオーナメント(北海道)では5位タイと各地で安定した成績を残す。
しかし、年末にかけては過酷な長距離移動で疲れが出たのか調子が上がらず、世界ランキングもこの1年で最も低い67位まで順位を下げた。しかし、次の誕生日で40歳を迎える谷原だが、今なお衰えない向上心で2018年も欧州ツアーを主戦場とする予定。来年も世界各地での活躍に期待したい。
(写真提供:Getty Images)
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