「地道に耐えることで少しでも上へ」池田勇太 事前インタビュー
2017年6月14日(水)午後5:33
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―会場の雰囲気はどうか
いつもと違うセッティングというか、雰囲気というか。一見「全英風」にも見えるし。いつもよりキャパも広いような気がしますしね。僕も3回目なんですけど、過去のUSオープンとはまた違うのかなと思いますね。芝の種類もそうですし、イギリスでは慣れているんですけど、中々アメリカでは無いかなと。
―全米と全英。同じリンクスでも違いはあるか?
コースの作りとかね、例えば向こう(全英)はバンカーが多くて、こっちとはちょっと違ったりとか、あとは同じ芝の質に近いんですけど、向こうの方が地面が硬いですし、刈り高が向こうの方が少し短いのかな。そういう意味で、球の走り方とか、ランニングしてから転がっていく感じを向こうの方が受ける。こっちの方がどちらかというと、コース自体も若いし、芝もまだ元気、立っているんで、キャリーしてからそんなにランは出ないですね。ダウンヒルに落ちた時は出るんですけど、アップヒルとかサイドの傾斜に落ちると転がらないかなと。それに比例してグリーンの止まり具合にも違いがありますね。やっぱり、ワンバウンド目が前に跳ねる。ここは傾斜とかで前に跳ねるところと、上に跳ねて止まってしまうところが結構あるんで、そういう違いは見受けられますね。
―コースに慣れてきたか
日曜日、月曜日と練習していて悩んでいたのを、昨日終わってから色々考えた結果、少し自分の中で結論が出ました。今朝、ちょっと天気が良くなかったんですけど、今日やってみてそんなに悪くなかったので、こういう流れで、今日、明日また準備をして、試合を迎えられたらいいんじゃないかなぁと思います。
―キーとなるホールは?
予選はINとOUT両方スタートがありますけど、INからスタートしていた場合に、上がりの9番ショートが、距離は短いけど、かなりグリーンは難しいと思うんですよね。この18ホールの中でも3本の指に入るくらい難しいと思うんですけど、そういう意味で最終ホールになった時に、そこを「2」「3」で上がれるのか、「4」「5」になってしまうのか、最終ホールのプレッシャーの中での難しさもあるでしょうし。前半、後半って意味で考えると、INコースの方がアップダウンもあったり、難しさで言うとちょっと高いかなと思うんですけど。逆にOUTから出て行った時には、取れるところをしっかり取りながら、後半耐えられればいいのかなと思う。距離はパー4、パー5はすごく長いですし、今回はティーグラウンドを変えるような雰囲気がありますし、それによってもコースの難易度が変わってくると思う。長いホールだと5、60ヤード、ティーが変わるので。
―今週の意気込み
前例のない、こういうセッティングのUSオープンですけども、一番難しいセッティングで勝者を決めると言われるくらい、ハードなセッティングにしますので、我慢比べになると思います。自分がどこまで耐えられるかということと、18ホール、気分的には長くなると思うんですけど、切れることなく地道にプレーする。それが予選通過もそうですし、耐えることによって少しでも上に上に行けるようになればいいなぁと思います。
池田勇太 事前インタビュー
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全米オープンゴルフ選手権
1日目 6/15(木) 午後11:00~翌午前10:00
★1日目は「ゴルフネットワークプラス」で午後9時30分より配信
2日目 6/16(金) 午後11:00~翌午前10:00
3日目 6/17(土) 午後11:00~翌午前9:00
最終日 6/18(日) 午後11:00~翌午前9:30
【解説】佐藤信人プロ、ツアープロコーチ内藤雄士
【現地ラウンド解説】プロキャディ杉澤伸章
※1日目~3日目は最大延長午前11:00まで、最終日は午前11:30まで