チーム松山のエリンヒルズGC攻略の鍵は「ティーショットとINコースのパー5」
2017年6月14日(水)午後4:03
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6/15(木)に開幕する「全米オープンゴルフ選手権」。最難関メジャーと呼ばれる本大会では毎年USGAのセッティングに注目が集まり、各選手はコースチェックに余念がない。日本からは松山英樹を筆頭に6名が出場するが、今年の開催コース「エリンヒルズGC」に対する選手の反応は三者三様。
世界ランキング4位で全米オープンを迎え、優勝候補の一角にも名を連ねる松山英樹。難コースを前にどのようなプランで臨むのか?現地6/13(火)にゴルフネットワークの現地ラウンド解説を務める杉澤伸章が松山、そして進藤大典キャディに話を聞いた。
松山と進藤キャディの2人が揃って口にしたのはフェスキュー(ラフ)の深さ。3週間前にコースチェックしていた進藤キャディは「3週間前に来た時と比べて一番びっくりしたのは短期間でフェスキューがものすごく伸びていたこと。ここまで伸びるのは想定外。フェスキューやラフに入ると出すだけ」とフェアウェイの大切さを再認識。
松山も「思ったよりラフがすごいっていうのが印象的。ティーショットがフェアウェイにいかないと厳しい戦いになる。みんなフェアウェイは広いって言ってるけど、いつもの全米オープンとあまり変わらない」とコメント。
USGAらしいタフなコースセッティングとなった18ホール。実際に練習ラウンドでプレーした松山は「アウトは強烈なホールが多いんですけど、フロント9よりバック9の方が大変なイメージ。特に12番からはどうしようっていうくらい難しい。12番のパー4はティーショットを失敗したらボギー、ダブルボギーは当たり前」とINコースの難しさに唖然とした。
女房役の進藤キャディもINコースを警戒。特に14番と18番のパー5については「バーディが欲しいホールだけど、ティーショットがラフに入ったらすぐにボギーになるシチュエーション。4日間無理をせずにうまくやりきりたい」とパー5のマネジメントをポイントに挙げた。
使用するティーインググラウンドやピンポジションによって、複数のルートがあるという今回のエリンヒルズGC。「いろんな角度からグリーンを狙うので2?3ヤード単位で変わってくる」と練習日には様々なシチュエーションからヤーデージをチェックする進藤キャディの姿があった。
ティーショットのフェアウェイキープが鍵を握る今年の全米オープン。ショットの状態について、松山自身は「1週間のオフで体のコンディションは不安がなくなったから楽しみ。技術的には修正点もあるけどメモリアルの時よりは良い。距離はメモリアルの時と変わらないけど、体の状態が良いので振れている」と好感触。
メジャー制覇への期待が高まる中、「優勝目指して頑張りたいですけど、4日間あるので1日1日が大切になってくる。初日から出遅れないように我慢強くプレーしたい」と最難関メジャーへの戦いを見据える。
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全米オープンゴルフ選手権
1日目 6/15(木) 午後11:00~翌午前10:00
★1日目は「ゴルフネットワークプラス」で午後9時30分より配信
2日目 6/16(金) 午後11:00~翌午前10:00
3日目 6/17(土) 午後11:00~翌午前9:00
最終日 6/18(日) 午後11:00~翌午前9:30
【解説】佐藤信人プロ、ツアープロコーチ内藤雄士
【現地ラウンド解説】プロキャディ杉澤伸章
※1日目~3日目は最大延長午前11:00まで、最終日は午前11:30まで