【動画】「バーディが一番の薬」 パット復調の松山、前日の遅れ取り戻す「63」で19位タイ浮上
2015年10月30日(金)午後4:48
- この記事のキーワード
米男子ツアーのBMWチャンピオンシップ PLAY OFF第3戦が現地時間18日にイリノイ州のコンウェイ・ファームズを舞台に順延となっていた第1ラウンド残りと第2ラウンドの競技を終了。ジェイソン・デイ(豪)が単独首位をキープする中、松山英樹は第2ラウンドの「63」で一気に通算7アンダー19位タイに浮上した。
暫定55位タイから出た松山は、第1ラウンドの残り6ホールを2バーディ、1ボギーで回り、1オーバー72の50位タイで第2ラウンドへ突入。アウトスタートの前半は序盤から6番までパーを並べ続けたが、7番から3連続バーディで勢いをつけると、バックナインでも1度もスコアを落とすことなく5バーディを奪い、8バーディ、ノーボギーの8アンダー63でホールアウト。ノーバーディとなった前日の悔しさを晴らす猛チャージで一気に順位を上げている。
この日は前日マイナス1.835だったストローク・ゲインド・パッティングが2.877に大きく改善。前半7番でも約8メートルを沈めるパッティングで3連続バーディの口火を切り、後半の5バーディにつながるリズムを作った。「ショット自体は良い感じだったし、パットもなかなか決まらなかっただけで入りだすと自信を持って打てるようになる。バーディが一番の薬」と松山自身も7番のバーディパットが「大きかった」と振り返る。
ショットについても、前日マイナスを記録したストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンが2.051まで大きく上昇。「だいぶフェアウェイに行ってアプローチの回数も少ないので、そういう点で楽にはプレー出来る」とショットも良い状態にあるとしているだけに、第3ラウンド以降もショット、パットのかみ合ったプレーで上位進出を狙いたい。
通算18アンダーで前日に引き続きトップに立ったのはジェイソン・デイ(豪)。前日の残り1ホールをパーで終え、第1ラウンドを「61」で締めたデイは、第2ラウンド前半をノーボギーの3アンダーと順調に折り返す。さらに、バーディ発進を切った後半も15番までに3つスコアを伸ばすと、最終18番パー5では約13メートルのイーグルパットを沈め、1イーグル、7バーディ、1ボギーの8アンダー63。36ホールで124打というツアー記録タイの好スコアで後続に5打差をつけ、シリーズ初戦に続く白星へ向けて最高の位置で週末を迎えることとなった。
通算13アンダーの2位タイにはダニエル・バーガー(米)、ブレンドン・トッド(米)の2人が続き、世界ランキングNo.2のジョーダン・スピース(米)は通算11アンダー4位タイにつけた。また、世界王者のローリー・マキロイ(北アイルランド)は第2ラウンドで「65」をマークし、ダスティン・ジョンソン(米)らと並ぶ通算9アンダー9位タイとなっている。
シリーズ第2戦を制したリッキー・ファウラー(米)は第2ラウンドを5アンダー66で回り、松山、バッバ・ワトソン(米)らとともに19位タイに入った。そのほか、ザック・ジョンソン(米)は通算5アンダー34位タイとなり、フィル・ミケルソン(米)は通算4アンダー38位タイに後退。昨季覇者のビリー・ホーシェル(米)は通算2アンダー46位タイに沈んでいる。
プレーオフシリーズもいよいよクライマックス!スマホ・PCではBMWチャンピオンシップ3日目・4日目ダイジェストを無料配信!
ノックダウン方式のサバイバルレースを制し、ボーナス1000万ドル(10億円超!)を手にするのは誰か!?そして、群雄割拠のプレーオフシリーズに参戦する松山英樹は!?スマホ・PC・タブレットでゴルフネットワークがみれる「GOLF NETWORK PLUS TV」でも配信します。