激闘の末につかんだ2勝目、そして快進撃の予兆 ?松山英樹 Part1?
2015年9月26日(土)午前11:01
- この記事のキーワード
松山英樹は米男子ツアーを超えて、世界中のゴルフプレーヤーという枠組みの中でももっとも躍進を果たした若手選手の一人と言えるだろう。2014年にツアー初優勝を飾り、昨年はトロフィを掲げることはできなかったが、2016年は改めて世界のトップレベルにいることを存在する1年となった。
今年初戦となったファーマーズインシュランスオープンでは予選落ちに終わったものの、続くウェイストマネジメント フェニックスオープン。初日から「65」と好スタートを切ると、3打差2位タイから出た最終日は首位を走っていたリッキー・ファウラー(米)のミスもあったが、「67」と好スコアをマークして、通算14アンダーで並んでプレーオフへと突入する。
プレーオフでは両者譲らぬ激闘となり、18番の繰り返しで行われた2ホール目まででは決着がつかず。さらに、10番に移った3ホール目でもパーを分けた。そして、4ホール目の17番でファウラーがティーショットを池に入れてパーセーブを逃したのに対して、松山は2オン、2パットでパーを奪取。2014年のザ・メモリアル・トーナメント以来となるツアー2勝目を勝ち取った。
すると、メジャー初戦のマスターズでも好調を維持。第3ラウンドまで、出場選手の中で唯一オーバーパーを叩かず、7位タイでフィニッシュし、2年連続のトップ10入りでメジャー制覇への近さを感じさせた。しかし、シーズン中盤には調子が落ち込んだ時期もあった。ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドで予選落ちを喫すると、メジャー第2戦の全米オープン、第3戦の全英オープではともに決勝ラウンド進出を逃す悔しい結果に。それでも全米プロゴルフ選手権では4位タイに入り、メジャーにおける自己最高位を更新し、復調をアピールした。
プレーオフシリーズでは、初戦のザ・バークレイズでは予選落ちを喫したが、最終戦のザ ツアーチャンピオンシップでは初日にトップタイに立つなど単独5位に。最終戦まで年間王者の可能性を残し、フェデックスカップ・ポイントランキングも自己最高の13位となった。そして、このシーズン終盤での好調さは秋から始まる5戦4勝の快進撃へと繋がっていく。
【関連】米ツアーで4年ぶりの優勝、そしてライダーカップでの死闘 ?セルヒオ・ガルシア? 【関連】メジャー優勝、銀メダル、年間王者 キャリア最高の1年に ?ヘンリク・ステンソン?
松山英樹の軌跡 ?世界に奏でる交響曲(シンフォニー)?
1/1(日) 午後9:00?10:00
【見逃し配信】松山英樹の軌跡 ?世界に奏でる交響曲?
【放送予定】松山英樹の軌跡 ?世界に奏でる交響曲(シンフォニー)?
SBS トーナメント オブ チャンピオンズ
1日目 1/6(金) 午前8:00?午後0:00(LIVE)
2日目 1/7(土) 午前8:00?午後0:00(LIVE)
3日目前半 1/8(日) 午前6:00?8:00(LIVE)
3日目後半 1/8(日) 午後4:00?6:00(VTR中継)
最終日前半 1/9(月) 午前8:00?10:00(LIVE)
最終日後半 1/9(月) 午後8:00?11:00(LIVE)
【見逃し配信】2016-17SBSトーナメント オブ チャンピオンズ
【放送予定】SBS トーナメント オブ チャンピオンズ
(写真:Getty Images)