谷原池ポチャもおにぎり効果で連続バーディ!「英樹と谷さん」お互い気を使わない2人のチームワーク
2017年5月2日(火)午後4:56
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160人80組のダブルス競技として行なわれている「チューリッヒクラシック」。2人がそれぞれ自分のボールでプレーし、ホールごとに良いほうのスコアを採用するフォアボール方式の2日目、松山英樹と谷原秀人の日本チームは66でラウンド。通算9アンダー、首位と6打差の23位タイで決勝ラウンドへ進出。
【2日目ホールバイホール】
オンコースアナライザー杉澤伸章の2日目現地レポート
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予選ラウンドが終了しました。2日目は朝から曇りで初日とは違って風が強かったです。その中でも午前スタート組では10アンダー「62」を出したペアが5組もいるなどビッグスコアが出ました。日本チームは前半少し苦しい展開でしたが、7番パー5の松山選手のイーグルを皮切りに一気に波に乗りました。
7番パー5は谷原選手が先に3打目を寄せてバーディを確定させたことで、松山選手は思い切って浅めのラインで狙っていくことができました。まさにチームで取ったイーグルですね。イーグルパットを決めた後には谷原選手が松山選手に「流れ変えたね!」と言葉をかけていました。
7番で松山選手がイーグル、その後は8番で谷原選手がバーディ、9番で松山選手がバーディ、10番は谷原選手がバーディと交互に取っていたのが良かったと思います。
ラウンド中の松山選手の表情を見ていると非常に安心してプレーしているように感じます。大学時代もキャプテンとしてチームを引っ張ってきた立場で、プロになってからは日本を代表するプレーヤーとして期待も背負いながらPGAツアーで戦っています。
今回のように谷原選手という兄貴分がいてくれることで、いつもと違って良い意味で甘えらる部分があって松山選手にとっては楽しいラウンドになっているように見えます。
谷さん、英樹と呼び合う2人ですが、谷原選手は自然体でドライな雰囲気を出してくれるので変に気を使わないところが良いチームワークに繋がっていると思います。
印象的なシーンだったのが9番パー3。谷原選手のティーショットはグリーン左の池に。すると、ティーインググラウンドからグリーンに行くまでに谷原選手、松山選手、キャディみんなでおにぎりを食べながら、谷原選手が「俺は池に入れちゃたからもう仕事終わりだ?、あとはヒデキに任せたよ」とミスをしても明るい雰囲気を出していました。その後で松山選手がしっかりとバーディを取りました。和やかなムードでチームが良い状態になっていると感じました。
後半に入っても良い流れは続いて、10番では谷原選手の下りの難しいラインを2人で一緒に読んだり、12番パー4では2人ともにパーオンを逃しましたが松山選手がチップインバーディを決めました。
松山選手はここ最近ショートゲームの練習をよくやっています。11番でもグリーン奥の難しいバミューダ芝の逆目からものすごいスピンをかけて寄せました。しっかりとフェースに乗せたアプローチで本人も納得の表情。練習でやっていたことが本番で出すことができて手応えを感じていたと思います。松山選手が自分のプレーに集中できるのも兄貴分である谷原選手とのチームワークが良いからだと思います。
3日目は1つのボールを2人が交互に打ち合うフォアサム方式です。難しいフォーマットですが、初日、2日目と良い流れできている日本チームに期待したいです。
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チューリッヒクラシック オブ ニューオリンズ
3日目前半 4/29(土) 深夜2:00?翌午前5:00 (LIVE)
3日目後半 4/30(日) 午後2:00?4:00
最終日前半 4/30(日) 深夜2:00?翌午前5:00 (LIVE)
最終日後半 5/1(月) 午後8:00?11:00
【見逃し配信】チューリッヒクラシック オブ ニューオリンズ
【放送予定】チューリッヒクラシック オブ ニューオリンズ